世界最先端の半導体を生産・販売するエヌビディア。そのエヌビディアの半導体の中でも現状において中国に販売する事が出来る最高性能の製品が「H200」です。「H200」の中国への販売は禁止されていたのですが、トランプ大統領が去年の12月に販売許可を出し、それを受けて中国も「H200」の購入を承認したようです。

エヌビディアの半導体は中国でも人気が高いよね



依然として性能は中国製半導体を上回っているので人気ですよね
エヌビディアの「H200(ホッパー世代)」は、現行のブラックウェルシリーズの1世代前ですが、それでも性能は非常に高く中国の半導体では最高性能と言われているファーウェイ社の半導体よりもエヌビディアの「H200」の方が高性能です。
ゆえに、「H200」を導入したい企業は多く、中国が商業利用に限って「H200」の輸入を認めると発表すると、すぐに中国大手企業などを中心に「H200」の購入に乗り出したようです。中国の2大ハイテク企業の1つであるアリババは「H200」を20万個以上購入したい旨をエヌビディアに伝えたようであり、大量に仕入れようとする企業が続出しています。
すでに 120万個の注文が発生しており、中国全体では 200万個を超える注文が出てくると予想されています。エヌビディア自体の「H200」の供給量は 70万個程度なので、圧倒的に供給が足りておらず需要多寡になっています。
中国への半導体販売は、以前に規制が掛かって「H200」などの半導体が突然中国に販売できなくなった際にエヌビディアは約 55億ドルの在庫関連損失を計上する羽目になってしまいました。
今回は、それを避けるためにエヌビディアは中国への販売に対しては、事前に全額前払いを要求しており、突然の政策変更・不認可などがあっても「返金やキャンセルはない」という強い態度で販売を再開するようです。ちゃんと取り損なわないように事前に対応しようとしている所はさすがですね。
今まで「H200」が販売できなかった中国市場への販売が開始される事で、年間 250億ドル~400億ドル(3兆8000億円~6兆2000億円)という巨額の資金がエヌビディアに舞い込むことになります。
ただ、注意しないといけない点は、「H200」の中国への販売許可に対してトランプ大統領はその見返り(条件)に、アメリカ政府に売上の 25%を納めるように指示しており、「H200」の売上が丸々エヌビディアに入ってくるという訳ではないです。
それでも、今まで売り上げが立たなかった中国への「H200」の販売が開始される事で、かなりの規模の金額が入ってくることになり、エヌビディアのキャッシュフローも更に安定してきます。
そろそろエヌビディアの時代は終わったという意見もチラホラと出ていますが、まだエヌビディアの強さは続くと思っています。


コメント