米国株も日本株も、最近は好調を維持していますね。トランプ大統領によるインフレ懸念による景気悪化の想定は何処に行ってしまったのだろうかと思うぐらいジリジリと株式市場は上昇を続けています。今年の4月に急落した時の雰囲気とは完全に違った世界線になってしまったかのような感じになってきていますね。

アナリストも年末にはS&P500は更に上昇を想定している人が多いね



年末までに更に上昇してくれると嬉しいよね
コロナの時の対策として政策金利を一気に引き下げてゼロ金利政策を実施して、更に給付金を支給したりした事などがインフレを引き起こしてしまい、そのインフレを退治する為に FRBは急速に金利を引き上げていました。金利を引き上げた事で政策金利は一時は 5.5%にまで上昇していました。
現在は少し落ち着いて 4.5%となっていますが、それでも高い金利状態となっています。なので、不安定な株式を購入するよりも高い金利を安定的に受ける事が出来るMMF(マネー・マーケット・ファンド)に多くの資金が集まっていました。
最近は、米国の労働環境が悪化しているという状態になっており、景気も少しずつ低下してきているので、FRBが 9月以降のFOMC(米連邦公開市場委員会)において金利を引き下げる事が既定路線となっています。政策金利が下がっていけば当然ながらMMFの金利も下がっていく事になり、高金利であったMMFの魅力が少しずつ薄れていく事になります。
そうなると、MMFに流入していた7兆ドル(1015兆円)もの巨額の資金の一部が株式へと流れていく事になっていきます。今後、FRBが政策金利の引き下げを続けていくようであれば、MMFに待機していた資金は上流から下流に流れていく水のようにスルスルと株式市場に注ぎ込んでいく事になります。政策金利を引き下げれば引き下げるほど、角度が付いた川の流れのように資金は株式に流れ込んで行きます。
今後のインフレ次第では、政策金利の引き下げがあまり行われない可能性もありますが、インフレが思ったほど上昇せずに現状ぐらいで留まっているようであれば、金利の引き下げと共に株式市場の上昇も続いていく可能性があり、年末の株価にも期待できそうですよね。出来れば、今年の年末も上昇して終わってくれて、笑って新しい年を迎えたいですよね。
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