今年に入ってからは、投資家としてはハラハラする展開が続いていますね。
インフレが加速しつつあるような経済指標が出ていたので、FRBが政策金利を6%ぐらいまで引き上げるのではないかという想定が強まったかと思えば、シリコンバレー銀行の破綻によって一気に景気悪化懸念が高まって利上げ観測はトーンダウン。追い打ちを掛けるようにクレディ・スイスの経営危機からのUBSによる買収と、目まぐるしく状況が変化していました。
新しい懸念が出てこないか心配だよね
今後の先行きに少しハラハラしますよね
さて、今年の年初からの3か月はそんな波乱万丈な感じでしたが、では私の投資資産はどうだったのでしょうか?
恒例の3か月おきの投資資産の確認をしていきたいと思います。
私の投資資産の損益と保有株の状況
2023年3月末時点(3月31日時点)での私の投資資産を確認してみましょう。
2022年12月27日時点 → 2023年3月31日時点
- S&P500(+7.3%)
3829.25 → 4109.31 - NYダウ工業(+0.0%)
33241.56 → 33274.15 - ハンセン指数「香港市場」(+4.1%)
19593.06 → 20400.11 - よしぞう資産 (+4.5%)
92,930,876円 → 97,129,514円
ちなみに、前回集計した12月末はこんな感じでした ↓↓↓
S&P500は7.3%の上昇となっているのですが、ダウは0.0%と年始の頃とほぼ変わらない状態だったのですね。最近は米国株の上昇力が強かったので、ダウもS&P500もどちらの指数も上昇していると思っていたのですが、ダウのほうはあまり変わっていないという事は、最近の上昇局面は大型テック企業を中心とした上げだったみたいですね。中国株市場は4.1%の上昇と順調な感じでしたね。
さて、私の投資資産はというと、4.5%の上昇となっているので、まずまずの結果だったのではないでしょうか。
現在のポートフォリオの内容は後ほど詳しくご説明しますが、キャッシュポジションが60%ほどある状態なので、上昇局面でも下落局面でも、ほどほどのパフォーマンスになる感じですよね。S&P500が7.4%の上昇となっている中で、キャッシュポジションが60%ぐらいの状態で4.5%の投資資産の上昇となっているのであれば、充分健闘していると感じます。
12月末~3月末までの四半期の状況
この段落では、いつも3か月後ごとの資産の状況を確認しているのですが、年始が始まってからまだ3か月しか経過していないので、上の段落でご説明した金額や内容と同じなので、今回は省略です。
次回は、4月~6月の3か月間の状況をこの段落でお伝えしたいと思います。
12月末~3月末の売買状況
さて、12月末~3月末の間ではテンセントを売却しました。そもそもテンセントは売るつもりはなくホールドし続けていくつもりでした。
しかし、中国政府からの規制強化への対応として、テンセントは出資している美団(メイトゥアン)の株式を特別配当としてテンセント株主に分配する事となりました。この特別配当に対する対応は、各証券会社によって異なり、美団(メイトゥアン)の株式を取得できる証券会社や、美団の株式は取得できないけれども時価で売却した金額を特別配当金として受け取れる証券会社などに対応が分かれていました。
また、証券会社によっては外国株が特別配当やスピンオフをした場合は、特定口座で保有していても一般口座へと変更になるケースがあり、今回のテンセントの特別配当においては私が利用している楽天証券では一般口座への移動という対応となります。
私は、一般口座で管理するのが面倒なので、一般口座に強制的に移されるぐらいであれば、特別配当の権利落ち日が来る前に、特定口座内で保有している間に売却しておこうと思ったので、売却しておきました。
「テンセント」
12月29日 300株330香港ドル(168万円)
他には、株式市場が下ってくればAmazonやMicrosoftを購入しようと思っていたのですが、思っていたほど下がる事はなく、逆に上昇していったので買う機会がありませんでした。アマゾンやマイクロソフト以外には、NVIDIA(エヌビディア)やTesla(テスラ)なども購入候補として検討していこうかなと考えています。
現在のポジションと保有株のリターン
現在のポジションはこんな感じです。
「保有株の割合(保有金額)」
(キャッシュは外貨建てMMFを含みます)
S&P500投資信託 21.5%(2089万円)
アマゾン 8.7%(843万円)
マイクロソフト 6.5%(631万円)
アリババ 2.3%(220万円)
投資用キャッシュ 61.0%(5926万円)
「保有株のリターン(平均購入単価)」
S&P500投資信託 26.9%上昇(15,107円)
アマゾン 19.8%上昇(85.92ドル)
マイクロソフト 15.1%上昇(246.46ドル)
アリババ 50.1%下落(250.75香港ドル)
現在の状況と今後の見通し
今後の株式市場の様子が不透明なので、なかなか判断が難しい所ですよね。
短期的には上昇していくのかもしれませんが、このまますんなりと上昇基調が続いていくとは思っていません。景気の後退も高確率で起こると思っているので、リセッションを警戒しておいた方がいいかなと感じています。
金融不安はひとまず落ち着いてきましたが、またどこかのタイミングで何かしらの金融不安が再燃する可能性も充分にあり得ると思うので、あまり前のめりにならないように心掛けておこうと思います。
キャッシュポジションは61%と充分あるので、暫くは相場の様子を眺めながら、下げる局面があれば適時資金を投入していこうと考えています。
今年は、上昇と下落の波を繰り返しながらボラティリティが高い相場が続くと思うので、慌てず焦らずマイペースに行動していこうと思います。
コメント
コメント一覧 (2件)
私も長年にわたり主力保有銘柄だったテンセントを去年すべて売却しました。
テンセントにはだいぶ良い思いをさせてもらいましたが、現状の中国政府の政策や国際情勢を考え
テンセントに限らず中国株を投資対象から外しています。
次はインドということでインド株に注目していますが、個別株は米国市場で預託証券という形でした
購入できないので初期のころの中国株のような面白味は感じていません。
インド版のテンセントのような銘柄があれば良いのですが。
それにしてもよしぞうさんの保有株は、数が少なくすっきりしています。
気が多く、今や数多過ぎの日本中小型株ホルダーと化している自分も見習いたい思いです。
こんにちは。
中国株は習近平氏の権力掌握に伴って独裁色が強くなり、不慮の事象が起こる可能性が従来よりも高まった事から、成長性はあるけれども不安定感が高まった感じがします。
従来は成長性に魅力を感じて中国株に投資をしていましたが、今は突発的なリスクが高くなっているので投資しにくい環境ですよね。
私もインド株に投資をしたいのですが、ADRにも「これ」といった銘柄がなく、EC企業のフリップカート(Flipkart)などが買えればいいのになと思っています。
お茶を濁してインド株ETFにでも投資しておこうかなと思う事もあるのですが、そのうち日本の証券会社でも中国株や米国株が買えるようになったみたいにインド株も気軽に買えるようになるかなと淡い期待を持ちながら待っています。
保有株は気が付けば増えていきますよね。成長株などをチェックしていると、「あれもいいな」とか「これもいいな」といった感じで少しつまみ食いしてみようかなと思う銘柄に出会う事があり、気が付けば銘柄数が多くなることがよくありました。最近は、出来るだけ減らしていく方向性にしています。