生成AIの成長性を取り込め

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ここ数年で一気に実用性・知名度・成長性が加速した生成AI。株式市場でも生成AI関連銘柄は青田買いされるかのように買われ続けており、急騰する銘柄が続出するなど一部ではバブルではないかと言われれるぐらいの高騰をしています。

日本株も米国株もAI銘柄は大人気だね

エヌビディアなどは代表格だよね

米国株であれば、王道のエヌビディアを筆頭に、スーパー・マイクロ・コンピューターやアドバンスト・マイクロ・デバイスなどが有名ですよね。少しマイナーな銘柄であれば、音声AIプラットホームのサウンドハウンドAI(SOUN)などがあります。

さて、そもそも近年話題になっている生成AIって、実際はどんなものなのだろうか?どういった強みを持っているのだろうか?そして、生成AIの成長性はどれくらいあるのだろうか?今回は、生成AIについて確認していこうと思います。

生成AIとは、自動的にデータを生成する能力を持っている人工知能です。オリジナルの画像・動画・テキスト・映像など多様な形式のデータを自動的に生成する技術を指します。生成AIは事前に収集・分析した膨大なデータをもとに様々なパターンやルールを学習(ディープラーニング:深層学習)していき、精度の高い新たなコンテンツを生成できることが特徴です。

生成AIには大きく分けて次のような種類があります。

  • 画像生成AI・・・・指示に応じた画像を生成
  • 動画生成AI・・・・文章で指示して、イメージに近い画像を生成
  • テキスト生成AI・・質問や指示に対して回答を生成
  • 音声生成AI・・・・音声や文章による指示で新たな音声を生成

生成AIをビジネスに活用することで、業務効率化やアイデアの創出など、さまざまなメリットが得られることが期待されています。生成AIの活用事例としては、新たなアイデアの創出、画像や動画などの素材作成、ソースコードの生成やデバッグ、データ抽出や文字起こしなどがあります。

生成AIは、人間の創造過程を模倣し、事前に学習させた範囲のことであれば、人間に近いクリエイティビティを発揮できるようになりました。これが従来のAIとは異なる新しい点であり、従来は人間にしかできなかったクリエイティブな作業も生成AIで代用が可能となったのです。

生成AIは、その応用範囲の広さから様々な業界で活用されています。特に発展が期待される業界をいくつか挙げてみましょう。

「金融サービス業界」は、顧客の情報分析と提案、データパイプラインの調整、タイムコストやリスクコストの削減、など業界全体に恩恵があります。

「公共サービス業界」は、行政業務を自動化し、政策文章を分析、ケースノートを解析して、カスタマイズされた市民サービスの提供に役立ちます。

「ヘルスケア業界」は、医療データの解析、病気の診断や治療の提案、医療文章の生成など、マンパワーを削減することができます。

「IT業界」は、生成AIの主力産業であり、生成AIにとどまらずあらゆる方面に好影響を与えます。高度な作業であっても従来より自動化されていくようになり、多くの企業や組織が生成AIを日常業務に取り入れることで大きな恩恵を受けます。

「製造業界」は、製造現場における業務支援や製品開発支援などユースケース(システムにおける活用事例)が多岐にわたることから生成AIが急速に普及していく業界となっています。

生成AIは、本当に様々な業界において急速に活用されていくと想定されており、製品開発や製造プロセスの改善、カスタマーサービス、マーケティング、クリエイティブ作業、医療業務などなど幅広く導入されていくとされています。

このように、多種多様にわたる活用用途があることから生成AIが成長する余地は大きく、今後も急拡大していくことが想定されています。世界の生成AI市場の成長率は約53%となっており、急成長が期待されています。また日本の生成AI市場の成長率も約47%と高い成長性となっています。

世界における各種業界別の生成AI市場の成長性を確認してみても、2023年時点ではまだほとんどの企業が導入していない状態なのですが、2025年には6倍以上にも急拡大しており、2030年には2110億ドルとなっていて、2023年の約20倍という膨大な規模にまで成長していくことになります。

生成AIの需要が特に大きく伸びていくのは、製造業や金融業となっており、他の産業も十分に大きく伸びています。

このように生成AIは、あらゆる産業に全方向的に導入されていき、企業の業務効率改善やコスト改善に大きく役立っていきます。特に製造業では業務効率改善効果が非常に大きく、また金融業界においては企業分析や顧客提案などを生成AIを活用することで高賃金の従業員の削減が見込めることから大きな人件費削減が見込まれています。

生成AIブームの到来によって、AI関連銘柄は大幅に上昇していますが、まだまだ需要の拡大余地は大きく、更なる発展が期待できます。また王道のハイテク銘柄だけでなく、生成AIによってコストカットが期待できる業界や企業などにも目を向けていくことが必要なのではないかなと思います。

   

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コメント

コメント一覧 (4件)

  • 世界の生成AI市場の成長率は2030年までに年平均約53%
    2023年の約20倍という膨大な規模にまで成長

    驚異的ですね。想像以上でした。正にメガトレンド!

    NVDAの高成長はまだまだ期待できそうですね!数年で10倍以上もあり得ますね。

    そして生成AIと同時に、自動運転やロボットなどの市場も更に拡大していくと思います。

    今回のGTC2024の発表も非常に魅力的な内容でした。CEOの先見の明は凄すぎます。

    NVDAはAI時代の覇者。AI時代はNVDA無しに成り立たないという時代が来そうな予感がしますwいやもう来てるか(笑)

    よしぞうさんが良いタイミングでNVDAに入られたのは良かったです^^流石ですね。

    • おはようございます!KGさん。

      生成AIの今後の成長性は非常に高いものがありますよね。
      本当にこれからの産業であり、メガトレンドですね。
      NVDAも現在のポジションを維持していれば、まさに10倍になることも夢ではないかもしれません。
      自動運転やオプティマスなどのAIロボットが普及していくと凄い未来が待っているのかもしれませんね。
      コアな部品であるGPUを抑えているエヌビディアは非常に強いと感じます。
      エヌビディアを買っていて良かったです。

  • よしぞうさんこんばんは!

    エヌビディア購入していまいました(^^;)

    ただ購入したからこそ下記のような事項も懸念されます。
    ①社歴が長いストックオプションの権利を持つような社員の意欲が落ちている
    ②マイクロソフトなどが自社製のGPU開発を推進

    ただ、2~3年くらいはまだエヌビディアの躍進は続くような気はします。

    • こんばんは、尾形さん。

      エヌビディア、良さそうですよね。
      私が買った時も高値掴みしたかなと思ったのですが、それでもまだ上昇していくので少しビックリしています。
      強い銘柄は、やはり強いな~と感じます。
      今のような独走状態は、確かにいつまでも続かないと思いますが、しばらくは無双状態になっていそうですね。

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