先日、時価総額世界1位の座にたどり着いたエヌビディア。株式も10分割となり、1株の株価が100ドル台(1万5千円~2万円)という非常に買いやすい株価設定となり、ますます人気が高まっている感じがしています。
時価総額世界1位になるなんて凄いよね
エヌビディアは生成AIにとって唯一無二だけど、ここまで大きくなるとは
今後も生成AIへの需要は拡大していくと言われており、それに伴ってインフラとなるデータセンターを運営している各社(アマゾンやマイクロソフトなどインフラクラウド大手)はエヌビディアのGPUを買い漁っており、また最新のAIを導入したいメタやグーグル、テスラなどもこぞってエヌビディアのGPUを買い集めているので、エヌビディアはまさに天井知らずの状態となっていますね。
株価も、生成AIが流行りだす前から充分に上昇していましたが、生成AIが流行りだすと株価の上昇にもブーストが掛かった状態となり、急角度で上昇していきました。
こうやってみると、右肩上がりどころか滝を駆け上がっていくぐらいの勢いで急角度で上昇しているのが分かりやすいですよね。大きく浮き沈みを繰り返しながらも、いつの間にか最高値を更新し続けて大きく上昇しています。
めっちゃ理想的な右肩上がりですね・・・。
・・・でも、このチャートに「あれ?」と思う人も多いのではないかなと思います。
そう、これエヌビディアのチャートではないんですよね。では、どこの企業のチャートなのかというと、それはエヌビディアが市場を支配する前に、半導体市場を圧倒的な力で支配していた「インテル」の株価チャートなんですよね。
私世代(40歳台~50歳台)の方々であれば、誰でも知っていたインテルのCM「インテル入っている!」というフレーズに代表されるようにパソコンに入っている半導体(CPU)は、ほとんどがインテルだったし、高性能の代名詞と言えばインテルでした。
そのインテルはパソコンの普及とともに急成長していき、株価も爆発的に上昇しました。
しかし、今では・・・。
大きく急上昇した株価は、その反動を吐き出すように急落していきました。王者であったインテルは、王者としての地位は保ちながらも実力以上に評価された株価は大きく下がっていきました。
それから長い年月が経っていますが、いまだに最高値を更新する事は出来ず、現在の株価は最高値の半分ぐらいの水準に留まっています。
私達の世代では、王者として君臨していたインテルですが、現代ではまさかの主役交代となり、半導体はCPUの時代からGPUの時代へと移行していき、エヌビディアが台頭してきました。そして、今では王者として君臨しているのはエヌビディアであり、エヌビディアの株価は急上昇しています。
生成AIへの需要は、まだまだこれから拡大していくと思われ、エヌビディアの業績もまだ成長の余地があると思います。なので、私もエヌビディアの株を保有しています。
ただ、今は絶対王者として君臨しているエヌビディアも、いつかは衰える時がやってきます。
そうすると、今のように急激に上昇した株価がつるべ落としのように暴落する時があるかもしれません。エヌビディアに投資している身としては、エヌビディアの将来性に期待しつつも、過度に期待し過ぎずに「まさか」の展開がある可能性も忘れずにいたいと思っています。
コメント
コメント一覧 (2件)
こんにちはよしぞうさん!
半導体株にはシリコンサイクルというのがあり、3~4年の周期で上がったり下がったりを繰り返しているようですね。数年前エヌビディア株が下がりはじめた時にyahooの掲示板で半導体会社の人がしたり顔でシリコンサイクルだと言っていたのを思い出しました。半導体株は株の中でも難しい株のようですね。
こんにちは、スタッフーさん。
確かに半導体株はシリコンサイクルがあって、供給が需要に追いつかない状態になって、暫くすると増産して供給が追いつくと今後は需要が減少して・・・を繰り返しているイメージがありますよね。
私も、昔にエヌビディアが下がった時にシリコンサイクルだから暫く上がらないだろうと思って売却したら、その後はグングンと上昇して、今では時価総額世界1位にまで上り詰めるとは、株って難しいなと思います。