ほんの少しタカ派になり、利上げ確率は若干あがり、株価は少し下がり、エヌビディアの決算が発表される。

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昨日(21日夜)の米国市場は、少し下落しました。FOMC議事要旨が発表されており、内容的には市場の想定とあまり変わらなかったが、利下げの兆候を示さなかった事で若干だけ株価は下がる事になりました。

昨日までは現状維持の確率が99.9%となっていたのに、少し下がってるね

現状維持が94.8%となっていて、若干だけ利上げの支持が増えたね

昨日までは、現状維持の確率が99.9%となっており、ほぼ利上げはないという想定でしたが、FOMC議事要旨の内容を受けて、利上げの確率が5.2%とほんの若干だけ上がりました。

とはいえ、95%は現状維持と予測されており、ほぼ利上げはないという判断で間違いない感じですよね。

株価は、最近は上昇が続いていた事もあり、FOMC議事要旨の内容が強いハト派というほどでもない事から、若干だけ下落する展開となっていました。

FOMC議事要旨では、「委員会は慎重に進む態勢にあり、各会合での政策判断は引き続き、入手する情報の全体像に基づいて行うことで全参加者の意見が一致した。政策見通しを議論する中で、参加者はインフレ率を時間をかけて委員会の目標である2%に戻すために金融政策のスタンスを十分に制限的に保つことが重要であるとの判断が続いた。」となっており、状況によっては利上げも辞さないという従来のスタンスは保っていました。

さて、あとは昨日発表されていた中古住宅販売戸数は、市場予想が390万戸となっていましたが実際には379万戸の販売実績となっており、これは2010年8月以来の最も低い販売実績となっており、金利の高騰により住宅ローンの金利がかなり高くなっており、住宅販売への影響が出ているみたいですね。

シカゴ連銀景気指数も、前回の+0.02だったのが今回は-0.49となっており、景気後退を示すマイナスとなっていました。

個別株の動きでみてみると、アマゾンが比較的大きく下落しています。創業者のベゾス氏が先週に167万株を売却したのですが、引き続き保有株を売却する動きがあると関係者が話した事から、株価の下落に繋がっているようです。

そして、市場が何よりも関心を集めているのは、本日の取引終了後(日本時間の22日早朝)に発表されるエヌビディアの決算内容。

エヌビディアの決算は、売上・利益ともに市場予測を上回っています

エヌビディアの決算
売上   181億2000万ドル(市場予測:161億8000万ドル)
1株利益 4.02ドル(市場予測:3.36ドル)

今のところ(6時半時点)、時間外取引ではエヌビディアの株価は下落しているみたいです。

カンファレンスコールの内容次第では、この後の時間外取引で株価に更に変動があるかもしれませんが、今のところは時間外取引では下落をしており、決算内容自体は悪くないと思うのですが、最近は上がり過ぎていたので利益確定の動きの方が強いのかもしれませんね。

  

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