寒い日々が続きますね。まあ、冬なので寒いのは当たり前なのですが、寒がりな私にとっては辛い時期になります。
暑いのは我慢できるのですが、寒いのは我慢出来ないんですよね。それを妻にいうと「なんでやねん」と突っ込まれます。
「暑い場合は脱ぐにも限度があるけど、寒いのは沢山着込めばいいだけだ」と言われるのですが、そんなものなのかな。
四季がある事は、日本の良さでもあると思うのですが、冬の時期は短くてもいいかなと個人的には思っています。
さて、今回は投資の心構えについてのお話です。
今年の相場
今年は下落相場でした。年始頃までは調子が良かったのですが、その後はズルズルと下降線を辿っていきます。まさに年始が絶頂の頂点でしたね。
下落相場では何度も反発を繰り返しながら下落を続けていき、気が付けば徐々に下がっていくものです。
今年の相場で見ると、1月の下旬までズルズルと下げていましたが、1月後半からは消費者信頼感指数やリッチモンド連銀製造業指数が予想を上回った事を好感して株価は上がっていきます。一旦反発した事から株式市場も持ち直すと思われたのですが、再び下がり始めます。
そしてロシアによるウクライナ侵攻が始まった事で更に下落していくのですが、3月に入るとこれ以上の悪材料はないという事から株式市場の反発が始まります。1月下旬の反発よりも高値まで回復した事で、今回こそ持ち直したと思われたのですが、そんな想いも虚しく再び株式市場は下落を開始します。
5月下旬に一旦反発した時も長続きはせず6月頭から急落して6月下旬に再び大きく反発するなど上がったり下がったりを繰り返していきます。
その後は、8月を頂点として再び下落へと進んで行き、10月中旬まで下げていきます。
一時的な下落の底となった「1月下旬」「3月中旬」「5月中旬」「6月中旬」「10月中旬」では、いずれも反発した後に、「底は脱した」という意見を多く聞きました。
大きく下がった後に反発があると相場が転換したような感じに思えるのですが、下落相場ではそんな事を繰り返しながらもジリジリと下がっていきます。
少し反発したからと言って飛びつくと、たちまち往復ビンタを食らいます。
これ食らうと痛いよね
昔は私もよく食らいました
下落したから手放して、反発したから飛びついて、再び下落したから手放す。
これを繰り返していると投資資産が全く増えません。増えないどころか減る一方ですよね。
直近の下落相場
近年は長い右肩上がりの相場が続いていたので、あまり下落相場を体感しなかった投資家も多くいるみたいです。
直近の下落相場といえばコロナショックになるのですが、これは普段の下落とは大きく異なっており、猛烈な勢いで下落をした後に、あっという間に回復していったという稀な例だと思います。これを体感すると、大きく下げた後に反発すると「底は脱した」と感じてしまうのかもしれませんね。
反発をするからには何かしらの理由があります。そして、それの理由を聞いていると確かに反発するに値する理由であったりするし、そして反発して暫く上昇していると「このまま置いていかれるかも」と感じてしまう事も多いかもしれません。
でも、下落相場では反発と下落を繰り返す事から、あまり慌てて乗り込もうとする必要はないです。
ついつい、投資って勝たないといけないと思うから「底を狙おう」とか「反発に乗り遅れないようにしよう」とか思いがちですが、そのあたりは意識をする必要もないし、そもそも底を狙って取れる投資家は殆どいないのだから気にしなくても大丈夫です。
往復ビンタは避けよう
どうしても投資をしていると他人の意見や相場観が気になる事があると思います。でも、皆と同じ行動をしていると、下落している時には逃げないといけないと感じて、反発した時には乗り遅れないようにしないといけないと思えてしまいます。
そんな事を繰り返していると往復ビンタを何度も食らう事になってしまいます。
自分が保有銘柄を売った後に、相場が上昇していくと取り残された気持ちになって遅れを取り戻そうとする気持ちが沸々と湧いてきますが、そういった気持ちを抑えながら淡々と投資に向き合う事が大切なのだと思います。
往復ビンタを避けるためには、売った銘柄は少なくても2~3か月は様子を見るべきだと思います。売ってすぐに反発する事なんて沢山あります。でも、2~3か月もすれば下落する相場の時には落ちていきます。それでも上昇する勢いを保っているようであれば、その時になってから投資を考えればいいのだと思います。
売った後の上昇に付き合わない事が往復ビンタを避ける特効薬になりますよ。
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