インフレ上昇せず、利下げ確実視、景気の下支えに期待

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先週、消費者物価指数(CPI)の発表がありましたね。金融政策の判断に大きな影響を与える消費者物価指数。その動向は利下げの大きな判断材料となるので、市場の注目度は高かったです。消費者物価指数が高くなっていくとインフレが加速しているという事にもなるので、どのような結果になるのかで今後の株式市場の動きが変わっていきます。

インフレが加速するのだけは勘弁してほしいよね

雇用状況が少し悪くなってきているので、利下げを続けたいよね

消費者物価指数(前年対比)は市場予想が 3.1%増加だったのですが、実績は 3.0%増加と市場予想を下回っていました。変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア消費者物価指数(前年対比)は市場予想が 3.1%増加だったのが実績は 3.0%増加となっていて、コア消費者物価指数も市場予想を下回っていました。

前月対比でみた消費者物価指数は市場予想が 0.4%増加だったのが 0.3%増加、前月対比でみたコア消費者物価指数も市場予想が 0.3%増加だったのが 0.2%増加と、ともに市場予想を下回る水準となっており、インフレが加速しているという訳でなさそうです。

項目市場予想実績
前年対比)消費者物価指数3.1%増加3.0%増加
前年対比)コア消費者物価指数3.1%増加3.0%増加
前月対比)消費者物価指数0.4%増加0.3%増加
前月対比)コア消費者物価指数0.3%増加0.2%増加

これにより、今月のFOMCにおいて利下げが行われる事は決定的となり、先月に続いて0.25%の利下げが行われる事になります。政策金利が下がる事は、株式市場にとってはプラスに働く作用となります。

トランプ関税の影響によって物価高が引き起こされると警戒され続けてきたのですが、今のところは目立った物価高は見られておらず、インフレが加速しているという兆候はなさそうです。このままインフレが引き起こされない状態が続けばいいのですが、関税の影響は遅延して発生していくと思うので、過度に楽観的になり過ぎると怖いですよね。

それでも、今の所はインフレが加速していないので利下げが続けて行われ、景気や雇用を下支えしていくので株式市場はこれらの動きを好感して上昇傾向になっていきそうな雰囲気ですね。

米中の関税交渉の行方にも大きく左右されますが、米中が折り合うようであれば、今年の年末に向けて相場は一段高の展開になっていくかもしれませんね。

   

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