過剰に上昇していた米国株市場

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最近1か月で急に弱気な感じが増えてきた米国株市場。ナスダックに続いて、S&P500も調整局面入りしており、今後の展開を心配する声も増えてきているように感じます。今年の1月は順調に上昇していたのに、2月・3月と下がり続けており、不安感も高まっているみたいだね。

去年と一昨年は好調だったのにね

去年と一昨年が好調過ぎた感じだったけどね

去年と一昨年の米国株市場が非常に好調だったので、少し前までは強気な空気が支配していましたが、いったん下がり始めると投資家の間に不安感が頭を持ち上げ、ジリジリと下がる展開になってきたよね。

今年の相場の先行きに不安感が高まっているのは、去年や一昨年の相場が少し異常だったという部分があるからだよね。いわゆる上がり過ぎていたという感じだね。

去年(2024年)と一昨年(2023年)の米国株市場は非常に大きく上昇していて、S&P500は2024年は 23.3%上昇、2023年は 24.2%の上昇と2年連続で 20%以上の上昇を叩き出しているという非常に強い相場でした。

S&P500が2年以上も連続で 20%以上も上昇したのは、過去 60年間でみても 1回だけ(1995年~1998年)しかなく、2023年~2024年の米国株市場の連続上昇は歴史的にみても非常に大きな連続上昇でした。

年度上昇率年度上昇率
1995年34.1%2023年24.2%
1996年20.2%2024年23.3%
1997年31.0%
1998年26.7%60年間の平均7%~8%

1995年~1998年に米国株市場が非常に絶好調だった理由は、高い経済成長をしており企業の業績も好調だった事から株式市場に資金が多く流れていました。

一方で、2023年~2024年はというと、景気が良いわけでもなく、景気減速へと向かっている状態で決して経済状況が良かったわけではないです。しかも政策金利は高い状態であり、普通であれば株式市場に資金が向かう環境ではないですよね。

では、1995年~1998年の米国の経済成長率と、2023年~2024年の米国の経済成長率を比べてみましょう。

年代経済成長率年代経済成長率
1995年2.7%2023年2.9%
1996年3.8%2024年2.8%
1997年4.5%
1998年4.4%60年間の平均2.9%

過去 60年間の米国の平均的な経済成長率が 2.9%だった事を考えると、1995年~1998年の経済成長率は高い数値を維持しており、それに比べて2023年~2024年はそれほど高い経済成長率だったわけでもなく、平均的な経済成長率だったにも関わらず米国株市場は 2年連続で 20%以上も上昇するという感じでした。

大きな経済成長をしていた(景気が良かった)という訳でもないのに米国株市場が好調だった大きな要因は、大型ハイテク銘柄の業績が好調で株価が大きく上昇しており、S&P500に占める割合が大きくなっている大型ハイテク銘柄に牽引されて株価が上昇していたという感じでした。

好調な業績にプラスして AIブームなどによる大型ハイテク銘柄へ期待感が高く、株価も上昇していたのですが、それが一変したのが中国の生成 AIであるディープシーク(Deep Seek)の登場ですよね。高い半導体を使わなくても生成 AIを構築できるという事で、多額の設備投資をして高性能半導体を買い漁っている大型ハイテク銘柄の今後の業績に懸念が浮上したからですよね。

去年・一昨年と景気が良かったわけでもないのに米国株市場が大きく上昇していたのは大型ハイテク銘柄が牽引していたからなのですが、その肝心な株価上昇のエンジンがエンスト気味になっている事から大型ハイテク銘柄の株価に上乗せされていた期待感が剥がれてきているといった感じになってきています。

期待感が株価に上乗せされていた分、株価も過剰に上昇していた感じもあったので、それが剥がれ落ちた分だけ株価が下落するのも必然的な感じですね。そこにトランプ政権の関税政策による不況への懸念も重なって、米国株市場の雰囲気は弱気になっていっているようですね。

いつまでも右肩上がりに上昇が続く相場などはないので、やはりある程度の失速は仕方がないのかなと思いながらも、出来るだけ緩やかな(少ない)下落で収まるように願っています。

    

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