9月が終わって、10月に突入しましたね。9月は下落した月間となっており、8月・9月と連続して軟調な展開となっていましたね。いよいよ、最後の4半期となり残り3か月で今年も終わりとなります。最後のラストスパートとなるのか?それとも引き続き失速していくのか?注目の10月がスタートしていきます。
3か月連続の下落は避けて欲しいね
秋は暴落が多い時期なので用心も必要かもしれないね
米国株は秋に暴落する事が多く、9月や10月は歴史的な暴落が引き起こされている月間です。
米国市場に投資をするファンドの決算が11月~12月にあるため、その前の秋ぐらいから利益確定やポジション整理をする事が多く、それと相場の軟調な時期が重なると津波のように売りが押し寄せて暴落となる事があります。
過度に心配する必要はないけれども、楽観的になり過ぎることなく淡々と市場を眺めていく必要があるかもしれませんね。
さて、今週の米国株はどんなイベント(経済指標・決算等)があるのかを確認してみましょう。
2日(月) ISM製造業景気指数
3日(火) マミーコック決算
4日(水) ADP非農業部門雇用者数、ISM非製造業景気指数
5日(木) 失業保険申請件数
6日(金) 失業率、平均時給、非農業部門雇用者数
特に、6日(金曜日)の雇用統計である「失業率」「平均時給」「非農業部門雇用者数」は非常に注目されていますね。これらの雇用統計はFRBが利上げの是非を問う際に重要視する経済指標でもあるので市場だけでなくFRBもその結果を注目しています。
雇用統計の結果次第では、相場が大きく動くこともあるので、金曜日の雇用統計は注目したい指標だと思います。
先週は、ダウは大きく下げ、S&P500もそれなりに下げ、ナスダックはほとんど動かず、といった感じの相場でした。
米国株の各指数の先週1週間の動きをここで確認してみましょう。
ダウ平均 1.3%下落
S&P500 0.4%下落
ナスダック ほぼ変わらず
先週は、消費者信頼感指数や新築住宅販売戸数が市場予想を下回った事で景気減速懸念が高まり、原油価格が高騰して原油先物が上昇していたり、長期金利も上昇しているなど、株式市場には逆風となっていました。
また、アマゾンが米国連邦公開市場委員会から独占禁止法(反トラスト法)で提訴されて大幅下落した事も相場の雰囲気を下げる要因となりました。
懸念されていた政府機関の閉鎖については、つなぎ予算案が一旦は否決された事で10月から政府機関の閉鎖が濃厚となっていたのですが、期限の10月1日になる数時間前に辛うじて再可決されて土壇場で政府機関の閉鎖は回避されました。
今週は、つなぎ予算案の否決によって濃厚だと言われていた政府機関の閉鎖が結局は回避された事で安堵感から月曜日の相場は上昇して始まると思います。
ただ、順調に上昇をつづけていくのかどうかについては、やはり今週末の失業率・平均時給・非農業部門雇用者数の雇用統計の結果が重要となってくるので、その動向に注目が集まっています。
10月の第1週目が始まっていきますが、幸先のよいスタートとなってくれたらいいですね。
コメント