Amazon、Microsoft、Googleのデータセンター半導体導入構成比率

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クラウド市場を寡占しているAmazon(アマゾン)、Microsoft(マイクロソフト)、Google(グーグル)のテック大手3社。それぞれのデータセンターは、AWS(アマゾン)、Azure(マイクロソフト)、GCP(グーグル)という名称で運営されています。

この3社でクラウド市場を寡占しているよね

クラウド企業に投資をするなら、この3社は外せないね

データセンターで使用されている半導体はエヌビディア製のGPUが大半となっています。エヌビディア製のGPUにも色々な商品があり、それによって性能も異なっていきます。では、各データセンターはどのようなエヌビディア製品を導入しているのかを今回は見ていきましょう。

ちなみに、前回の記事でエヌビディア製のGPUの性能の違いについて簡単に説明していますが、一応おさらいしておくと、H100が現在主力となっている製品で、その後継機種(改良版)が H200、そして最新版(最高級性能)が B200となっています。

AWS、Azure、GCPのGPU構成比率

データセンターH100H200B200
AWS70%~80%数%程度(ほぼ未導入)10%~20%
Azure60%~70%20%~30%数%程度
GCP50%~60%10%~20%数%程度

クラウド業界トップ企業のAWSは、他のクラウド企業と同じようにH100が主力でありながら、次世代GPUのH200の導入を飛ばして、急速に最新製品であるB200の導入を進めています。他よりもH200の導入が遅れた分を挽回する形でB200を導入しているのかなと思います。

一方でAzureは、H100からH200へと順番にグレードアップしており、H200の導入量は他社よりも順調に進んでいます。今年度中には、H100とH200の構成比率が同等比率になるぐらいと想定されています。ただ、最先端GPUであるB200に関しては、ほぼ導入しておらず、これに関してはAWSに一歩遅れているといった感じとなっています。

GCPは、上位2社と比べると最先端GPUの導入がやや遅れている感じがあります。H100は50%~60%程度となっており、上位GPUであるH200やB200の導入もそれほど進んでいるわけではなく、H100よりも下位(旧世代)のA100などの稼働もまだまだあります。ただ、上位2社の導入が早すぎる(進んでいる)だけであり、他のクラウド企業と比較すると充分な高性能GPU(H100)を多数保有しており、流石ビックテックの一角だなといった感じです。

こうやって各データセンターの主要なGPUの構成比率をみてみると、現時点ではH100が圧倒的な主流となっています。しかしながら、各社ともH200やB200に置き換えていっており、数年後には主流のGPUは H100からH200やB200になっていきます。

そういうことを考えていけば、エヌビディアがまだまだ強さを維持して、今後も順調に成長していくだろうなというのが想像しやすいのではないかなと思います。今後数年は、エヌビディアの成長性は手堅いのではないかなと思います。

   

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