エヌビディアの現在の評価

みんな大好きエヌビディア。保有している投資家も多いと思います。高い業績と大きな利益を持ちながら、強い期待を背負っているために、常に期待と不安が入り交じった状態が続いています。今のAIブームを牽引している先頭グループの一員であり、今後も引っ張っていくだろうと言われている企業ですよね。

強さが目立っているエヌビディアですが、懸念材料も当然ながら存在しており、中国対応の半導体である「H20」の出荷が中国政府の指示による滞っているため中国での売上は上がっておらず、業績への懸念があがっています。また、中国企業が新たな半導体開発を進めている事も、中国におけるエヌビディアの半導体離れを加速させる可能性が指摘されています。

それでも、アナリストは AIへの強い需要を背景に長期的な成長余地があるとみて、決算発表後には目標株価を相次いで引き上げていました。

「エヌビディアの目標株価（エヌビディアの現在の株価：174ドル）」

評価会社名	目標株価
JPモルガン	215ドル
シティグループ	210ドル
モルガン・スタンレー	210ドル
バンク・オブ・アメリカ	235ドル
DAダビットソン	195ドル
キーバンク・キャピタル・マーケッツ	230ドル
キャンター・フィッツジュラルド	240ドル
TDカウエン	235ドル
トゥルイスト証券	228ドル
オッペンハイマー	225ドル
ベンチマーク	220ドル
エバコアISI	214ドル
スタイフェル	212ドル
ジェフリーズ	205ドル

主な金融機関のエヌビディアに対する目標株価は総じて力強いものがあり、現在のエヌビディア株価（174ドル）を上回っているものが大半です。評価が高い物であれば、現在の株価よりも３８％ほど高い水準の設定となっており、低い評価の設定でも現在の株価よりも１２％も高い水準となっています。

もともと期待値も高く、ちょっとしたニュースに過剰に反応して大きく下げたり・大きく上げたりしがちですが、長期的には当面は有望な企業であるという評価が根強く、現在のAIブームが続く限りは鉄板の銘柄だと言える感じですね。

すでに世界最大の企業となっており、指数に組み込まれている割合も多く、たくさんの投資家達が保有しているため、エヌビディアの株価の動向によって一喜一憂する人々が多いです。S&P500などのインデックスに与える影響も強いため、エヌビディアが好調だと皆が幸せになれるので、出来ればエヌビディアには今後も頑張って市場を良い方向性に牽引して欲しいですよね。