ここ数年で急速に発展してきた AI市場。しかも、まだ黎明期であり、今から普及が加速していき、様々な分野に応用されて用途が拡大していくと想定されています。AIの使用がまだ初期段階にも関わらず、すでに影響を受けている分野も出始めており、AIの影響力は拡大の一途をたどっていますね

確かに使ってみると AIって便利だよね



私のブログのトップ画面の画像もAIに生成を任せているよ
AIの台頭によって市場が脅かされるかもしれないと言われているのが、グーグルですよね。検索エンジンにおいて世界シェア90%以上を占めているガリバー企業で、そこからの広告収入で巨額の利益を得ています。私も、何か調べる事があれば、グーグル先生に頼っていました。
それが、最近はチャットGPTなどの AIの普及によって、「ネットで調べる」というよりも「ネットで答えを教えてもらう」に変化していますよね。
私も、グーグルで検索するよりも、チャットGPTやGrok(グロック:Xの対話型AI)に質問をして答えてもらう事が多くなっています。調べ物も従来のようにグーグルで検索して、一つ一つ調べながら答えを導いていくという手間が省けて、一発で回答を引き出してくれる AIチャットは本当に便利です。
こういった事から、グーグルの事業に対する成長性に懸念が生じており、それは株価にも表れていますね。マグニフィセントセブンと呼ばれているテック大手のアマゾンやマイクロソフトなどのPERが30倍程度で推移しているのに対して、グーグルは18倍と非常に低い状態に留まっています。市場では、グーグルの成長性に疑念が生じている状態です。
もちろん、グーグルもこのような状態に対して手をこまねいているだけではなく、状況を打開するためにAI開発にも当然ながら力を入れています。グーグルは先日に、人工知能(AI)を用いたインターネット検索サービス「AIモード」の一般提供を米国で開始すると発表していました。
AIモードでは、検索窓に複雑な質問を入力することで、従来よりも深掘りした検索が可能となっていて、対話形式で検索を進めていく事ができます。今までの単語を打ち込んで検索していく方向性から、会話による検索で答えを導き出していく方向性へと転換してきます。
「ググる」という言葉が一般用語として使われるほど、グーグルを使用して調べる事が日常的な行動となっていたほど影響力の高かったグーグルの検索エンジンも、AIの登場によって帰路に立たされています。栄枯盛衰がビジネスの常だとはいえ、グーグルは厳しい現実を突きつけられていますね。
AIの登場によって、当たり前だった世界が一変するかもしれません。移り変わりが激しくなってきた現代社会に対応出来ない企業は生き残れなくなるかもしれませんね。最強企業とも言われたグーグルがどのようにこのような困難な状況を乗り越えていくのか見守っていきたいと思います。
グーグルマップやGメールを使わせてもらっている私としては、グーグルには力強く生き残って欲しいと願っています。
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