バフェット氏がS&P500を全部売却していても何も問題ない

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少し前に、ウォーレン・バフェット氏が保有しているS&P500(ETFのVOOとSPY)を全て売却した事が話題になっていましたね。バフェット氏がS&P500を売却した事から「バフェット氏が米国株に見切りをつけたんだ」という極端な意見があったりしましたね。

バフェット氏の動向は、やはり注目されますよね

投資の神様と言われているからね。でも全能の神ではないからね

バフェット氏がS&P500を全部売却した事に対して投資家の間に動揺が広がっていったのには、バフェット氏が以前から「ほとんどの人にとって最善の策はS&P 500インデックスファンドを保有すること」、「私の死後の資金の90%はS&P 500インデックスファンドに投資するように伝えた」などと話しており、S&P500に投資する事がベストな選択肢だという事を言っていたからですよね。

そんなバフェット氏が突如 S&P500を全部売却したので、S&P500をあれほど推していたバフェット氏がS&P500を全部売却した事に対する不安が一部の投資家の間では高まっていったみたいだね。

ただ、そもそもバフェット氏自身は S&P500などの分散された物に投資をするのではなく、集中投資を好む投資家です。バフェット氏の歴代のポートフォリオもそうだし、今のポートフォリオも集中投資スタイルです。

今のバフェット氏のポートフォリオで一番多いのはアップルで、アップル1社でポートフォリオの27%も占めています。あとは、アメリカン・エキスプレスやバンク・オブ・アメリカ、コカ・コーラなどを保有しており、保有銘柄の上位10社でポートフォリオの90%も占めている状態となっていいます。

では、今回バフェット氏が売却したS&P500はポートフォリオの中でどのくらいの割合だったのかというと、たったの 0.2%程度なんですよね。ほとんどポートフォリオの中で影響力もないし、この程度を保有していても売却していても何も変わらないですよね。

項目金額(割合)
ポートフォリオ全体の資金量5911億7547万ドル
売却したS&P500(VOOとSPY)12億0450万ドル
ポートフォリオに対するS&P500の割合0.2%

では、なぜバフェット氏は投資家達にはS&P500を薦めながら、自分自身は集中投資をしているのだろうか。それはバフェット氏が専門家(プロ)だからだよね。

バフェット氏は、「分散投資は無知に対する保護だ。自分が何をしているか分かっている人には意味がない」と述べており、専門的な知識や経験を持っているならば、数少ない優れた企業に集中投資することで市場を上回るリターンを得られると考えていて、そういう人にとっては集中投資がリスクを減らし、リターンを最大化できるという風に述べているみたいだよね。

なので、そういったプロであるバフェット氏のポートフォリオは私達一般の投資家とは違って、非常にアクティブで攻撃的な集中投資となっているよね。そんなバフェット氏のポートフォリオの中で S&P500はほんのわずかな量でしかなく、バフェット氏がS&P500を全部売却したからといって、投資方針にはほとんど影響(変化)がないよね。

ちなみに、バフェット氏がS&P500を売却した理由は、コンステレーション・ブランズ(STZ)というビールなどのアルコール飲料の製造・販売を手掛ける企業を購入するためと言われていて、S&P500の予想PERが 22倍になのに対してコンステレーション・ブランズの予想PERは 11倍程度と非常に割安であり、コンステレーション・ブランズの成長性と今後の経済状況を考慮して切り替えたみたいだね。

私達のような一般的な投資家とは違って、プロの投資家であるバフェット氏は独自の判断・状況で集中投資をしており、そのバフェット氏がS&P500を全部売却したからといって、私達が保有しているS&P500などを売却する必要などはないと思います。

バフェット氏がいうように、普通の投資家である私達は S&P500などの分散されたものに投資をしておけばいいのだと思いますよ。

    

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