最近、急に注目度が高まってきたインド株式市場。数年前まではアクティブファンドしかなくて手数料(信託報酬)が高いものが多かったのですが、去年にインド株のインデックスファンドとして初めて「iFreeNEXTインド株インデックス」が販売されると、各社が相次いでインド株のインデックスファンドを販売し始めました。
インドは今後の成長性が楽しみだよね
世界最大の人口と巨大な経済を併せ持つインドは今後の注目市場だね
あっという間に、インデックスファンドの激戦区となってきたインド株市場に、あらたなインデックスファンドが販売される事になりました。
それが、4月5日から楽天証券から販売される「楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド(愛称:楽天・インド株Nifty50)」です。
販売開始は、4月5日からですが、すでに募集は開始しており、3月28日~4月3日15時までが当初募集期間となります。その後、4月5日から正式販売開始となっています。
ファンドの名称から分かるように、インドの指数であるNifty50に連動するように運用される投資信託となっており、為替ヘッジは行いません。
「Nifty50指数」は、インドのナショナル証券取引所に上場している銘柄の中から、浮動株調整後の時価総額、流動性の基準を用いて選定した50社の株式で構成される株価指数です。指数の計算方法は、浮動株調整済時価総額加重平均方式です。定期的な採用銘柄の入替えは半年ごとに行われます。
では、「楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド」の内容を確認してみましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
購入時手数料 | なし |
解約手数料 | なし |
購入単位 | 100円以上1円単位 |
信託報酬(運用管理費用) | 0.308% |
信託期間 | 無期限 |
販売会社 | 楽天証券のみ |
信託報酬は、0.308%となっており、これはインド株インデックスファンドの中では最安値水準となります。さすが楽天証券ですね。攻めてきますね。
今まで販売されたインド株インデックスファンドの信託報酬を比較してみると、このような感じになっています。
順位 | ファンド名 | 信託報酬 | 販売開始 |
---|---|---|---|
1位 | 楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド | 0.3080% | 2024年04月 |
1位 | SMTAMインド株式インデックス・オープン | 0.3080% | 2023年12月 |
3位 | eMAXISインド株式インデックス | 0.4400% | 2024年02月 |
4位 | SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド | 0.4638% | 2023年09月 |
5位 | auAM nifty50インド株ファンド | 0.4675% | 2023年08月 |
6位 | iFreeNEXTインド株インデックス | 0.4730% | 2023年03月 |
米国株だけではなく、インド株においてもインデックスファンドの仁義なき戦いが繰り広げられており、後発のインデックスファンドは最安値水準を設定して先行しているインデックスファンドを追い上げようとしています。
ここに楽天証券が乱入してきたことで更に争いに拍車がかかってきましたね。でも、私たち投資家にとっては、信託報酬が引き下げられていく事は有難いことですよね。
楽天証券では、自社で販売している楽天・プラスシリーズの保有者に対しては楽天ポイントがもらえるサービスをしています。なので、「楽天・オールカントリー」や「楽天・S&P500」、「楽天・NASDAQ-100」などは購入して保有しているだけで楽天ポイントが貯まっていきます。
現時点では、「楽天・インド株Nifty50」が楽天・プラスシリーズに該当するのかはアナウンスがないので不明ですが、たぶん楽天・プラスシリーズに該当して、楽天ポイントがもらえる対象になるのではないかなと思います。
そうなると、信託報酬もインド株インデックスファンドでは最安値水準で、更に楽天ポイントも貰えるので、最強のインド株インデックスファンドとなります。
仮に楽天ポイントがもらえなかったとしても、信託報酬が最安値水準なので、インド株インデックスファンドの第一候補として急浮上してきた感じですね。
いよいよ、楽天証券から最強クラスのインド株インデックスファンドが販売されます。
その名は「楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド」。インド株に投資を検討している方には、お勧めのインデックスファンドになるのではないかなと思っています。
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