最強のインド株投資信託が販売されたぞ!

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投資信託をより身近なものにしたインデックスファンド。代表的な指数に連動する様に設定されているインデックスファンドは分散されたポートフォリオで安定した運用をする事が出来るので私達投資家にとっては非常に有難い存在ですよね。

投資先は、インデックスファンドだけで充分だよね

高いリターンを狙う必要がなければ、それが正解ですよね

インデックスファンドも色々な会社から販売されていますが、一番有名で一番人気があるのが三菱UFJアセットマネジメント株式会社が出している「eMAXISシリーズ」ですよね。その中でも、「eMAXIS Slim全世界株式(オルカン)」は、世界中の株式に分散投資が出来て、信託報酬も低い事から、多くの投資家からの支持も高く、投資信託の純資産総額は日本最大となっていますね。

そんな「eMAXISシリーズ」から、ついにインド株式のインデックスファンドが2024年2月22日から販売されています。

投資信託業界最強の三菱UFJアセットマネジメント株式会社の「eMAXISシリーズ」から販売される「eMAXISインド株式インデックス」を今回は詳しく確認してみましょう。

三菱UFJアセットマネジメント株式会社の「eMAXISシリーズ」は、業界最安値水準の投資信託が多く、日々コスト削減に努めてくれていて、他社が同様の商品の信託報酬を下げていけば、しっかりとその水準に合わせてくれる企業努力をしてくれるのが有難いですよね。

そんな三菱UFJアセットマネジメント株式会社から販売された「eMAXISインド株式インデックス」は、インド株式市場の代表的な指数である「Nifty50」の値動きに連動する様に作られています。

「Nifty50」はインドのナショナル証券取引所に上場している代表的な50銘柄を組み入れた指数です。指数の計算方法は、浮動株調整後時価総額加重平均方式となっています。定期的な採用指数の入れ替えは半年ごとに行っています。

「Nifty50」の組み入れ上位

順位企業名業種組み入れ比率
1位HDFC銀行金融12.9%
2位リライアンス・インダストリーズエネルギー12.3%
3位ICICI銀行金融8.8%
4位インフォシス情報技術8.7%
5位ラーセン&トゥブロ建設業7.1%
6位タタ・コンサルタンシー・サービシズ情報技術5.0%
7位インペリアル・タバコ・カンパニー生活必需品4.9%
8位アクシス銀行金融3.7%
9位インドステイト銀行金融3.5%
10位バーティ・エアテル通信3.3%

インド株の指数である「Nifty50」の組み入れ上位には、銀行銘柄が多く、インド最大の公的銀行である「インドステイト銀行」や3大民間銀行である「HDFC銀行」「ICICI銀行」「アクシス銀行」などが組み入れられています。インフォシスなどのIT企業も上位にランクインしていますが、重工業のリライアンス・インダストリーズや建設業のラーセン&トゥブロ、タバコ企業のインペリアル・タバコ・カンパニーなど、発展途上国らしいインフラ企業を中心とした組み入れとなっています。

次に、「Nifty50」の10年間にわたる年間騰落率を確認してみましょう。

ベンチマーク(Nifty50)の年間騰落率

年度指数年間騰落率
2023年21731.40+20.0%
2022年18105.30+4.3%
2021年17354.05+24.1%
2020年13981.75+14.9%
2019年12168.45+12.0%
2018年10862.55+3.1%
2017年10530.70+28.6%
2016年8185.80+3.0%
2015年7946.35-4.0%
2014年8282.70+31.3%

マイナスリターンとなっているのは、2015年だけとなっており、その他の年度はプラスリターンとなっていて意外と安定してプラスリターンを続けています。10年間の平均リターンは、13.7%となっています。

インドは中国を抜いて世界最大の人口となっており、今後も人口増加が見込まれていて、2065年までは人口が増加し続ける事から、経済成長への期待感も高まっています。ゆえに、今後の株価の上昇にも高い期待が集まっています。

では、「Nifty50」をベンチマークとしている「eMAXISインド株式インデックス」の詳細を確認していきましょう。

「eMAXISインド株式インデックス」

項目内容
販売開始2024年2月22日
償還日無期限
申込単位100円以上1円単位
購入時手数料なし
解約時手数料なし
信託報酬0.44%
ベンチマークNifty50
為替ヘッジなし
NISAつみたて枠不可
NISA成長投資枠可能
販売会社楽天証券、マネックス証券

「eMAXISインド株式インデックス」は、信託報酬(運用管理手数料)が0.44%となっており、インド株投資信託の中では信託報酬が最低水準の投資信託となっています。1~2年前までは、インド株式の投資信託の信託報酬は1%を超えるぐらいが当たり前だったのですが、最近は信託報酬も下がってきています。

以前は、インデックスファンドはほとんどなくてアクティブファンドばかりだったのですが、最近はインデックスファンドが多く販売されており、安定した運用が期待できるインデックスファンドの選択肢が増えてきた事は私達投資家には有難い事ですね。

「eMAXISインド株式インデックス」は、NISA口座で購入する事も可能となっています。つみたて枠では買う事は出来ませんが、成長投資枠で購入する事が可能なので、大きく成長する事を期待しながら、今の内からNISA口座で保有しておくと、非課税のメリットが最大限いかせるかもしれませんね。

残念な事は、販売会社が限られており、楽天証券とマネックス証券だけとなっています。他の証券会社でも取り扱いが増えてくれればいいのですが、現時点では2社だけとなっています。いずれは販売会社も拡大していくと思いますが、暫くは限定的な販売となっています。

投資家が使用している証券会社として、楽天証券と共によく名前が挙がってくるSBI証券では「eMAXISインド株式インデックス」を購入する事が出来ませんが、代わりSBI証券では「SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド」を購入する事が出来ます。

「SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド」は、信託報酬が0.4638%となっており、「eMAXISインド株式インデックス」と同じぐらいの信託報酬となっているので、こちらで代用できると思います。

ちなみに、「eMAXISインド株式インデックス」のベンチマークは「Nifty50」ですが、「SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド」のベンチマークは「SENSEX30」となっています。インドの代表的な指数には、この2つがあり、証券市場や組み入れ銘柄などに少し違いありますが、イメージとしては「日経平均」と「TOPIX」ぐらいの感じでイメージしておけばいいかなと思います。なので、どちらも同じインド市場のインデックス指数なので、それほど気にする必要はないかなと思います。

「eMAXISインド株式インデックス」は、インド株のインデックス投資を気軽に行う事が出来て、信託報酬もインド株投資信託の中では最低水準に近い数値となっており、非常に魅力的な商品となっています。

「eMAXISシリーズ」のインド株バージョンとして、投資家達からの人気も集めそうなので、現時点でインド株インデックスファンドでは一番多く買われている「iFreeNEXTインド株インデックス」を追い抜いて、いずれは資産残高でトップに躍り出ていくのではないかと思います。

インドの経済成長に期待して、インド株式を購入したいと考えているのであれば、インド株式市場の代表的な指数である「Nifty50」をベンチマークとしてインデックス投資をする事が出来る「eMAXISインド株式インデックス」がお勧めなのではないかなと思います。

    

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