何度も伝えているが、基本的にはやるべきではない

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何度も伝えている事に借金をしてまで投資をするべきではないという事があるのですが、近年は好調で右肩上がりの相場が続いていたので「すべてを突っ込んででも投資をすべき」という声が大きくなっている時があります。そもそも投資なんて現物資産でやっていても難しいものなのに、そこにさらにレベルの上がる投資をしていては上手く行く方が難しいと思います。

株式投資は長期的には右肩上がりだから必ず勝てると思うみたいだね

必ず勝てる投資なんてこの世にはないですよね

投資は資金力が多い方が有利なのは確かだと思います。同じ100万円を増やす事でも、投資資金が100万円しかなければ2倍に増やさないと100万円を増やすことが出来なくても、1000万円の投資資金であれば10%ほど上昇しただけで100万円増えることになるので、資金量が多いほど無理をしなくても増やすことが出来ます。

なので、出来るだけ投資に多くの資金を回す事が大切だという事自体には間違いはないと思うのですが、だからといって借金(融資等)をしてまで投資をするのはやり過ぎだと感じます。

例えば、野村證券等では株式を担保にして融資を受けることが出来て、それを再び投資に回す事も可能(融資を受けた野村證券では購入できないが他社でなら購入可能)となっています。融資を受けた際の金利が1.5%ぐらいなので、それを上回るリターンを出せれば理論上は儲かるという事になります。長期的にみた米国株インデックス投資(S&P500など)の平均リターンが5%~7%ぐらいなので、簡単に儲かる錬金術という人もいます。

これ、理論上はそうなのかもしれませんが、投資が理論通りにいく事なんて稀だと思います。

長期投資と簡単にいうけれども、そもそも長期投資が出来る人自体が稀な存在です。誰でも長期投資が出来るわけではなく、ホールドしていればいいだけという一見簡単に見える長期投資ですら、出来ている人は一部に過ぎません。

なぜならば、相場は常に動き続け、上がっている時には「いつまでも右肩上がりになるだろう」という楽観的な意見が多くなり、下がっている時には「まだまださらに下がっていく可能性が高い」という悲観的な意見が多くなるからです。

下落相場においてはドンドンと自分の資産が減っていき、周りの投資家も安全のためにキャッシュ比率を高めている人々が多くなっていきます。そんな状態で自分だけが取り残されているような感じになっていき、さらに相場が下がっていくと我慢できる人はほとんどいなくなってしまいます。

10%ぐらいの下落であれば全然平気でも、20%も下落していくと怖くなっていくのが通常の心理状態です。

そこからさらに下落が続くようであれば、「大暴落がやってくる」という声が大きくなっていき、これ以上の資産の減少を食い止めるために、ひとまず避難を始める人が多発します。

通常の投資でも、下落が続くとメンタルがやられる人が多くなっていくのに、そこに輪をかけて融資を受けてまで投資をしていると通常のメンタルの人には耐えれるようなものではないです。

理論上は可能ということで投資で成功するならば、誰でも簡単にお金持ちになっているはずですからね。

    

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • よしぞうさん、こんにちは!
    全くおっしゃる通りのご意見だと思います。。実際に暴落に直面したときに投げ売りせずに買い増しできる投資家は少ないと思います。。直近のコロナショック時には、周りの株をやっている人たちは持ち株ぶん投げ、良くてもホールドでした。。ましてや借金などしたら結果は言わずもがなですよね。。

    • こんにちは、きっきさん。

      暴落時に買い増し出来る投資家は、本当にごく少数だけですよね。分かっていても、なかなか簡単には出来ないものですよね。
      暴落時にホールド出来るだけでも充分だと思います。売らずに堪える事は意外と難しくて、さらにレバレッジなどを掛けていれば、心理的負担は非常に大きくなりますよね。

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