金融に関する行動心理の問題で、よく話題になる問題がいくつかあります。今回は、その中でも「お金を必ずもらえる問題」と「投資の利益と損失」に関する問題についての調査についてのお話です。
よく言われる金融リテラシーというやつかな
どちらも聞いたことがある問題だと思いますよ
この調査は、有価証券(株式や投資信託、債券など)に投資をしている人を対象とした調査で、2つの質問に対する回答を調査したものです。
では、第1問。
(Q)お金を必ずもらえるという前提で、「今10万円もらえる」のと「1年後に11万円もらえる」では、どちらを選びますか?
(A)10万円、(B)11万円、(C)どちらを選べばいいのか分からない
次に、第2問。
(Q)10万円を投資すると、50%の確率で2万円儲かるが、50%の確率で1万円を損する場合、10万円を投資するのか?
(A)投資しない、(B)投資する、(C)どうしたらいいのか分からない
さて、皆さんはどのような回答になりましたか?
金融的な模範解答となると、第1問は(B)の方が良く、第2問も(B)の方が良いとなります。
第1問は、1年後に10万円が11万円になるという事は、年間10%のリターンがあるという事なので、確実に1年後に10%にリターンが確約されているのであれば、その方が通常は普通に投資をするよりはリターンが高いので、(B)を選ぶ方が無難だという事になります。
第2問は、50%の確率で2万円儲かるという事はリターンが20%であり、50%の確率で1万円の損をするという事は10%の損失という事なので、儲かるか損するかの確率は同じ50%(半々)なのに対して、リターンと損失の割合(リターン20%、損失10%)が釣り合っていないので、リターンの方が有利だという事なので、(B)の方が選択肢としては良いという事になります。
この問題の調査結果は次のようになっていました。
第1問 今の10万円か?1年後の11万円か?
(A)10万円:37.5%
(B)11万円:48.8%
(C)分からない:13.6%
第2問 10万円投資で2万円利益か1万円の損失、投資をするのか?
(A)投資しない:29.1%
(B)投資する:34.0%
(C)分からない:36.8%
調査の回答者は、全く投資をしていない人ではなく、有価証券(株式や投資信託、債券など)に投資をしている人を対象に調査をしていたので、もう少し金融的模範解答を答える割合が多いと思っていたのですが、意外と答えが分かれるものだなと感じました。
ただ、確率や統計から考えると正しいと思う答えは出るのですが、実際の投資の場合にこの回答通りの行動が正解とは限らないところが投資の奥深さなのかなとも思います。
さて、皆さんであれば、どのような回答をしますか?
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