我が家には、アマゾンのアレクサ(音声操作端末機:Echo)があるよ。キッチンと書斎、子供部屋に置いていて、キッチンでは料理中に音楽を聴いたり、タイマーとして使ったりしているんだ。書斎と子供部屋に置いているのは主に音楽鑑賞用となっているね。アナウンス機能(他の端末を通して呼びかける)があるから、キッチンから他の部屋を呼び出す(ご飯が出来た等)時にも使っているよ。
音声で家電製品を操作する事も出来るよね
別売りの端末を購入すればテレビやクーラーなども音声操作出来るよ
アマゾンのアレクサは、世界中で使用されていて世界で一番売れている音声操作端末であり、世界中で5億台以上のアレクサが稼働しているみたいだね。
アマゾンは、アレクサを普及させるために利益度外視で販売しており、セールの時などはアレクサを 3000円程度で販売しているんだ。そのため、世界中に普及しているけれども大赤字の事業でもあるんだな。
何度もアレクサから収益を生み出そうとして試行錯誤はしているのだけど、どれも上手く行っておらず、例えば音声で商品を注文できるようにしているけれども、物品購入は現物を見て(WEBサイトをみて)購入する人が多く、音声だけで注文するにはハードルが高くて、全く利益をあげていないみたいだね。
なので、世界的なヒット商品でもありながらアレクサはアマゾンにとってのお荷物商品とも言われているよね。
そんなアレクサが生まれ変われるチャンスがようやく訪れようとしているよね。それが チャットGPTに代表される対話型人工知能(生成 AI ) だね。
アマゾンは、チャットGPTを世に送り出したオープンAIのライバル企業であり生成 AI を手掛けているアンソロピックに対して40億ドルを投資していたのだけど、先月には更に40億ドルの追加投資を行ってバックアップしているんだな。
アレクサと生成 AI が上手く融合すれば、秘書サービスのような感じであらゆる事をアレクサに頼みながら、サービスや情報を引き出すことが出来る可能性があり、アマゾンも全力でその方向性に動いているみたいだね。
ただ、現状では苦戦しているようだね。
アレクサのシステムに生成 AI への移行を強めれば強めるほど、従来のタイマー機能や照明のオン・オフなどの単純な作業に支障をきたす(複雑に処理しようとする)事になってしまったりと、上手くかみ合わないようなんだ。
利益を全く生み出さずに家電製品における世界最大の失敗作の1つ(他にはマイクロソフトのスマートフォン事業)とさえ言われ始めてるアレクサにとって、生成 AI との融合が唯一残された生き残りのチャンスであり、最後の名誉挽回のチャンスでもある事から、アマゾンも力を入れているよね。
アレクサが上手く生成 AI と融合して利益を生み出せるようになってくると、世界中に普及している音声端末機器として、あっという間に巨額の利益が転がり込んでくるので、音声端末デバイスを世界中にバラまいた甲斐があったという事になるね。
アマゾンの次なる1手が果たして上手く行くのか。アマゾンホルダーとして注目していきたいと思うんだ。
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