データセンター不足でキャパシティが足りない

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AIというとエヌビディアやオープン AIが話題の中心になっていますね。半導体の王者と生成 AIの王者。それぞれの動向が各社の売上や株価にも大きく影響を及ぼす事から、この2社の動向から目が離せない状況となっています。そして、この2社との結びつきが強い企業の1つにマイクロソフトがあります。

マイクロソフトはオープンAIにたくさん出資しているよね

マイクロソフトは先見の明があったよね

マイクロソフトはオープンAIと独占契約を結んでいて、オープンAIが使用するクラウドはマイクロソフトのアジュール(クラウド)に限定されていました。ところが、急成長したAI市場において想定以上の利用量となり、マイクロソフト1社だけではオープンAIが要求する規模のデータセンターを構築する余裕がありませんでした。

ゆえに、新しく結ばれた契約ではオープンAIはマイクロソフト以外のクラウド企業も利用する事が出来るようになっており、これによってオープンAIはグーグルやアマゾンのクラウドを使うようになっています。

マイクロソフトはオープンAIだけにアジュール(クラウド)を貸し出しているわけではなく、沢山の顧客がいます。そして、その顧客たちもアジュールの利用量を増やしてきているのでアジュールの容量を増やすためにデータセンターを作り続けていますが需要に供給が追い付いていない状態が続いているようです。

そこでマイクロソフトはネオクラウドと呼ばれている新興クラウド企業と契約を結び、足りない容量を補う戦略を行っています。エヌスケールやネビウス、コアウィーブといった新生クラウド企業を相次いで利用するようになっています。

マイクロソフトが利用している新興クラウド企業

企業名NscaleNebiusCore WeaveIrenLambda
契約金額230億ドル194億ドル100億ドル97億ドル20億ドル

マイクロソフトがネオクラウドに支出した金額は今年の 10月になると急増しており、従来の2倍の規模の契約金額となっています。そして、これらのネオクラウドに支出した金額はすでに600億ドル(9兆2400億円)を超える規模にまで膨らんでいます。

AIクラウドは需要に追いついておらず、クラウドインフラ企業は容量を確保する為に猫の手も借りたい状態が続いているようですね。クラウド大手の一角であるマイクロソフトは自前のデータセンターだけでなく、他社である新興クラウド企業の手を借りながらも顧客の需要に応える体制を整えているようです。

こういうのを見ていると、これらの需要が賄えるぐらいに落ち着いたころにはクラウド企業の収益がどのくらい伸びていくのかに期待が持てますよね。今は設備投資が収益の足かせになっていますが、それが取れた時の瞬発力が楽しみです。

   

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