天才バフェット氏は警戒を高めている?

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先日、バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイの決算発表がありましたね。その際にバークシャー・ハサウェイの現金保有額が過去最高の3817億ドル(58兆8000億円)となっていたようです。バフェット氏率いるバークシャーにとっては今の環境は投資するタイミングではないという判断のようですね。

天才バフェット氏が現金を積み増していると少し不安になるよね

バフェット氏が毎回正しい訳ではないけど、やはり気になるよね

リーマンショックやコロナショックなどの暴落時には、バフェット氏が多額のキャッシュを保有しており、その豊富なキャッシュを一気につぎ込んで優良企業などに投資をしたり、有利な条件で融資したりすることが多く、バフェット氏がキャッシュを積み増していると「そのうち株価が大きく下落するのではないか」という懸念が持ち上がる事があります。

では、現在のバフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイの現金比率がどのくらいなのかを過去の現金比率と見比べてみましょう。

バークシャー・ハサウェイの現金比率(キャッシュ+現金同等物+短期米国債など ÷ 総資産)」

バークシャー2020年末2021年末2022年末2023年末2024年末2025年9月
現金比率15.8%15.3%13.6%15.7%29.0%33.0%

現在では現金比率は 33%ほどとなっており、過去最高のキャッシュポジションとなっています。バークシャーは、12四半期連続で「株式を売った量 > 株式を買った量」という状況になっていて、5四半期連続で 自社株買いを実施していません。なのでキャッシュがドンドンと積み上がってきているみたいです。

ただし、バフェット氏は的確に相場を予想しているわけではなく、株価が好調なうちに保有株を少しずつ売りながら現金を厚くしていき、その状態で暫くは待ちながら、株価が下落する事があればキャッシュをつぎ込むという感じになっています。

今でも、「投資するに値する企業があれば投資をしたい」とバフェット氏は語っていますが、株価が史上最高値を更新するなど好調な状況なので、わざわざ資金を大量に突っ込むつもりがないので、仕方なくキャッシュが溜まっていくといった感じのようです。

それでも、バークシャーが過去に現金比率を引き上げた際には1年~2年後ぐらいに株価が大きく下がる事があったため、バークシャーの現金比率が高いと市場は警戒感を強めます。そして、現在は AIブームにおされて一部の銘柄に資金が集まりやすい環境となっています。

何かのきっかけで相場が崩れる事も充分にありえる環境となっているので、バフェット氏のように手堅い運用をしていると多少の相場の乱れがあったとしても、安全に運用を進めていく事が出来ますよね。

    

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 兜町の枯れ木に花を咲かせたバフェットが偉大なのは理解できるけど、 今秋サンフランシスコの金融街で名前が出ません….

    • おはようございます、サンフランシスコ人さん。

      バフェットさん、もうすぐ引退なので金融街での話題は次世代の方々に移っているのかもしれませんね。

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