AI需要が拡大している事が企業の決算などで明らかになるにつれて、ますますAI関連企業に注目が集まってきましたね。AIが普及していく事でデータセンターが大量に必要となり、各社とも急ピッチでデータセンターの整備を進めてきているのですが、データセンターが増える事によってそれを動かすための電力も大量に必要となっていきます。

データセンターは電力を沢山必要とするんだね



今後の需要拡大に備えて、各社とも電力確保に尽力しているよ
世界のデータセンターによる電力消費は、2030年までに現在の2倍以上である945TWh(テラワットアワー)になると想定されていて、これは日本全体の年間電力消費に匹敵するぐらいの巨大な量なんだよね。特に、AI 特化型データセンターでは消費量が現在の4倍以上に拡大する見通しのようです。
2030年の時点では、米国のデータセンターにおける電力需要は米国全体の電力の12%を占めるほどの電力を消費するとされています。大量のデータセンターが必要になると同時にそれを稼働するための電力も大量に必要となる事になります。
そのため、データセンターを作りまくっているハイテク大手企業は将来的な電力需要を確保する為に、電力企業と手を組んだり、出資をして新たな発電所建設を支援したりしています。特に原子力発電に力を入れているみたいで、小型モジュール炉への支援・開発を後押ししています。
電力需要の拡大や原子力への期待などもあって、原子力発電の燃料ウランの取引価格はここ1年間で大幅上昇しており、各社とも資源の確保に躍起になっている感じになりつつあるみたいだね。
また原子力発電だけなく、地熱にも力を入れ始めているみたいで、マクロソフト・アマゾン・グーグル・メタなどのハイテク大手はこぞって地熱発電にも手を広げ始めていて、全方位で電力を確保する為の競争が始まったかのような様相を呈している感じのようです。
最近は AI関連企業に注目が集まっていますが、電力企業にも注目していくと面白いと思いますよ。
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