投資家はみな誰もが、「こうなるだろう」「この株は上がるだろう」「相場はこう動くだろう」と思いながら投資をしていると思います。それが毎回思い通りにいけばいいのですが、なかなか思うように動かないのが株式市場だと思います。
買う時は外れるけど、買わない時は当たるよね
本当に、それですよね
私も、「今後の相場や経済は、このような感じになっていくだろう」というのを自分なりに想定して投資をしています。そして、それを信じて投資を続けているのですが、なかなか思うような展開になっていかないと自信がなくなってきて、購入している銘柄をホールドし続けていくのが厳しくなってくることもあります。
そんな時でも、きちんと自分を信じてホールドを貫けば報いられる事も多いのですが、時には信じたことが逆に仇となってしまう事もあります。このあたりの見極めが投資の難しさであり、面白さでもあるのかもしれませんね。
最近の投資で思ったよりも上手くいっていないな~と感じているのは「米国長期債券ETF」への投資です。
利下げに伴う政策金利の低下によって、債券金利も低下していき債券価格は上昇していくと想定して「米国長期債券ETF」に資金を動かしたのですが、思ったようにはなっていません。
保有している米国長期債券ETFは、「TMF(長期債券3倍レバレッジ)」と「EDV(長期債券ETF)」と「2621(長期債券ETF:為替ヘッジあり)」の3つあります。現時点でのそれぞれのリターンは以下の通りです。
銘柄 | 買値のリターン | 評価額のリターン |
---|---|---|
TMF | +5.5% | +11.7% |
EDV | -2.4% | +3.5% |
2621 | -4.4% | -4.4% |
円安に振れているので、評価額のリターン(円換算)にするとTMFもEDVもプラスリターンになるのですが、普通に買値(株価)から考えるとEDVはマイナスリターンとなっています。(2621については日本市場に上場しているETFなので円で購入するので評価額は変わらない)
円安の恩恵を受けているだけで、そもそもの買値から考えると3つのETFのうちマイナスリターンになっているのは2つもあるし、唯一のプラスリターンになっているTMFは買っている金額が少ないので資産全体に影響する割合も低いので、実質的には私が購入している米国長期債券ETFは、あまりリターンをあげれていない状態になっています。
そもそもの想定では、相場が崩れた際にこれらのETFがプラスリターンを保ちながらポートフォリオ全体の下落幅を縮小してくれると期待して保有しているのですが、現状では相場が崩れるどころか米国株高・円安というダブルの効果で米国株には強い恩恵が吹いており、米国株は上昇しているけど米国長期債券ETFが足を引っ張っているという真逆の結果となっています。
でも、あと暫くの辛抱かなと思っています。
この後、いずれは米国株安・円高の局面が訪れる時期があると思います。そうなると、今とは逆の動きとなって米国株には厳しい状況であっても米国長期債券ETFには追い風の状態になっていると思います。
利下げが行われれば円高に振れていく局面があると思います。また景気の状態が思わしくなくリセッションなどが起こる事があれば米国株安に振れていく可能性があります。
利下げが行われるとされているのが9月頃。ちょうど、9月は相場が変動しやすい時期なので、このころに利下げなどがあると米国株が上がり過ぎている反動で利益確定の動きが強まって調整する局面があるかもしれません。
そうなると、米国長期債券ETFが輝く時間が出てきます。
今は我慢の時期なのかなと思っています。
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