思い通りに投資なんて出来ない

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投資は最近できたものではなく、昔からあるものです。私が投資を始めたのが2004年頃。私が投資を始めた遥か昔から投資はあって長い長い歴史があります。私が投資を始めた2004年頃には、今と同じように投資の正解が投資家たちによって当たり前のように語られていました。それが「長期投資をすればいい」というものです。

長期投資をすれば誰でも投資に成功する可能性が高いよね

浮き沈みがあっても長期的には株式は右肩上がりですからね

あの当時(2004年)から長期投資をするのであれば投資に成功すると言われており、株式は長期的には右肩上がりだというのは周知の事実でした。投資家であればだれでも知っている言葉であり、投資の正解選択肢でした。

「チャートをみれば一目瞭然。相場は右肩上がりであり、長期投資をするだけ。誰でも出来る簡単な事だ

このような事を多くの投資家たちが語っていました。

もしも、誰もが長期投資をすることが出来るのであれば、今頃は誰でも投資で成功しており、誰もが大金持ちになっていると思います。

私が投資を始めてから20年近くが経ちましたが、皆が投資で成功したのかというと、そういう訳ではなく、人知れず退場していった方々も多くいます。

長期的には右肩上がりだったとしても、当然ながら株価の推移には浮き沈みがあり、なだらかに右肩上がりと言う訳ではないです。そして、それを知っていたとしても実際に下落相場などに遭遇すると、通常のように長期投資が出来る投資家は少なく、動揺して株を手放す投資家は結構多くいるものです。

「下落してもホールドしていればいい」「狼狽売りは絶対にしてはダメだ」

知らない人はいないと思います。でも、知っていれば出来るという訳でもないです。

シミレーションと実践では全く違うからです。

例えば、シミレーションゲームやストラテジーゲーム(戦略ゲーム)をやった事がある人も多いと思います。都市を開発して地域を発展させるゲームや会社を大きくさせるゲームなどがあると思います。ゲームだと簡単に地域を発展させたり、会社を大きくさせることが出来ると思います。

でも、実際に会社で働いていて簡単に思ったように仕事が上手くいくでしょうか。

ゲームでは、人事権を行使して社員を切ったり、部下を上手く働かせて業績を上げたり、人心を掌握して部署を回したりすることが比較的簡単にできますが、実際に管理職などになって部下や会社を動かそうとしても非常に難しいと思います。

心理的なプレッシャーや上司と部下との板挟み、人間関係の複雑さなど、ゲームとは違って簡単にうまくいくようなものではないです。

シミレーションと実践とでは雲泥の差があると思います。

投資も相場が下落する事は誰でも知っているし、想定もしていると思います。でも、実際に自分のお金や資産がドンドンと減っていく事を体感すると、人は冷静ではいられなくなる時があります。

「相場が下がってもホールドすべきだ」なんて言葉は誰でも知っているけど、誰でも出来るものではないのです。

思い通りに投資なんて出来ないものだと思います。

   

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