最近少し信用取引についての話題が投資界隈に上がってくるようになっていました。
投資って色々な方法や手法があるので、皆さんが「これだ!」と思う方法で行えばいいと思うのですが、信用取引などは賛否両論があり、議論に上がる事が多いです。
信用取引って、ハイリスク・ハイリターンなイメージがあるかな
基本的には、そんなイメージでいいと思いますよ
信用取引って、どうなんだろうか? やってみた方がいいのだろうか、それともやらない方がいいのだろうか。
今回は、信用取引についての私の持論をお伝えしていこうと思います。
お勧めはしない
結論から先にお伝えすると「基本的には信用取引はやるべきではない」というのが私の意見です。
私は信用取引をやっていませんし、やった事もないです(FXとかはやったことあるけどね)。リスクが高いと判断しています。信用取引を使わなくてもハイリスク・ハイリターンな現物株などもあるし、レバレッジを掛けなくても大きく資産を増やす方法があると思います。
特に、初心者などは信用取引をやるべきではないと思います。私がアドバイスを求められたら、「信用取引やレバレッジは使用しない方が無難だと思う」とお伝えすると思います。
では、信用取引やレバレッジを使った投資は全てがダメなのかというとそういう訳ではないと思います。
信用取引は、使い方次第で上手く扱う事も出来ると思います。
長期投資している銘柄や配当目当ての銘柄などを保有していた際に、相場が軟調になりつつあり今後も下落基調だと判断するならば、信用取引などで売りを行い(売りヘッジ)、下落した際の損失補填に充てるなどをする事が出来るのでリスクカバーを行う事も出来ます。
信用取引は上手く活用すると便利なツール(投資方法)でもあり、扱いに慣れているのであれば何も問題ないと思います。
ただ、ちゃんと理解して利用する必要があるし、安易に「大きく増やせる」などと思って使うと痛い目にあうと思います。なので、初心者にはお勧めしないし、信用取引を行うのであれば、基本的には中級・上級者になってからだと思います。
リスク管理が必須である
信用取引を行うのであれば、何よりもルールを厳格に守る必要があるし、損切や利益確定などを機敏に行う事が必要です。
最初に決めたルールを守れないようであれば信用取引を行う水準(レベル)ではないと思います。
- もう少し様子をみていれば回復するかも
- まだまだ伸びそうなのでもっと利益が取れるかも
- これだけ損失が出たのだから、タダでは帰れない
- 含み益がなくなったけど、また含み益が出るまで待とう
投資をしていて、このような事がしばしば起こるようであれば、信用取引なんて使うべきではないし、痛い目にあう確率が非常に高くなります。
私が信用取引をしないのは、私の投資レベルが上級者レベルには程遠く、信用取引を上手く扱えるレベルにないからです。
そして、自分で設定したルールを時折逸脱して都合の良いように変更してしまう事があるからです。それゆえに逃げ遅れる事もしばしばあります。
現物取引だから多少逃げ遅れても今までは何とかなっているけれども、これが信用取引であれば致命傷にもなりかねないです。
信用取引は、投資家を選ぶ投資方法(つまりは誰でも上手くいくような投資方法ではない)だと思います。
使ってはいけない訳ではない
初心者などは信用取引をするべきではないと思っていますが、では誰もが信用取引をするべきではないと思っているわけではないです。
リスクを認識したうえで、それでもチャレンジするのであれば、それはそれで良いと思います。
でも、「大きく増やす為に必要だ」「少ない資金で早く大きく増やせる」という意識が強すぎると、少し危ない方向性に行ってしまいそうなので、出来ればある程度は投資を経験してから、チャレンジしていく方がいいと思います。
基本的には私は信用取引やレバレッジを使った投資をしないのですが、今後も絶対にしないとは限りません。自分なりにレバレッジを掛けるだけの旨みがあると思えた時は使用しているかもしれないし、信用取引を上手く扱えるほどのレベルに達したと思えたのであれば利用している事もあると思います。
ただ、安易に「儲かりそう」というだけで信用取引やレバレッジを使うのは危険だと思っているので、自分なりに抑制しているといった感じです。
長期的には右肩上がりという感覚を捨てる
長期投資をしている人の多くは「相場は長期的には右肩上がりだからホールドを続けていれば大丈夫」という認識が強い傾向にあると思います。
信用取引やレバレッジを使った手法で、こういった行動をとると、非常に危険な状態に陥る可能性があります。
なので、信用取引やレバレッジを使うのであれば、それ相応の考え方やリスクの取り方、資金管理の方法を行っていくべきなのですが、時折長期投資の手法とごちゃ混ぜにして運用している投資家もいます。
特に、信用取引で売りをしている場合は損切を的確にしないと損失が青天井で膨らんでいきます。気が付けば追証においこまれてしまう事もあります。
儲けるつもりが、損失を大きくしてしまって、更なる追加の損失を被る可能性も出てきてしまいます。なので、長期投資のように「ホールドしていればいずれは報われる」「そのうち相場は反転するはず」なんて事を思っているとケツの毛まで抜かれてしまうかもしれません。
あくまでも使い方次第
私の場合は、特に初心者は信用取引をするべきではないと思っていますが、ある程度の投資経験を積んだ方であれば、あとは自分の判断次第で信用取引やレバレッジを活用しても良いと思っています。
あくまでも使い方次第で、毒にも薬にもなると思います。
ただ、再三に渡って初心者は信用取引を使うべきではないと言っているのは、信用取引は扱いが難しいと思うからです。なので、ある程度の投資の経験や知識を付けたうえで利用する方が良いと思っています。
信用取引やレバレッジを使った手法で、たくさんの利益を叩き出している投資家も多くおられいます。なので、信用取引などをやってみたら意外とスムーズに運用できたという人もいると思います。
投資にも相性があると思います。短期売買が得意な人や長期投資があう人、デイトレードが得意な人など、それぞれの投資家一人一人に個性があり、相性があう投資方法も様々だと思います。
なので、信用取引を上手く活用できる投資家も多くいると思うので、興味があれば一度試してみるのもいいかもしれませんね。
まとめ
基本的には、私の場合は信用取引はお勧めしていません。特に初心者の場合は信用取引は避けた方がいいと思っています。
ただし、ある程度の投資経験を積んだ方であれば、上手く活用すれば柔軟なポートフォリオを組むことが出来るのでリスクヘッジとして活用できると思います。
その場合は、しっかりとしたリスク管理が必要となるので、損切や利益確定がおろそかになりがちな方は信用取引を避けておいた方が無難だと感じます。
信用取引やレバレッジを掛けた取引は、毒にも薬にもなる両面性のある投資方法です。
どちらになるかは投資家次第なのですが、初心者であれば毒になりやすい傾向にあるので、初心者であれば回り道に思えても、まずは経験を積みながら自身の投資レベルを増やしていき、その上で信用取引にチャレンジしてみようと思えたのであれば試してみてくださいね。
さて、今回の内容は、YouTubeにもアップしています。動画でみると、ブログとは違う魅力などもあると思いますので、ぜひYouTubeの方も見てくださいね。
↓↓YouTubeはこちらからどうぞ↓↓
コメント