2月下旬に米国がイランを攻撃したために原油価格が大きく下落をしました。戦闘は長引き、3月になると原油価格の上昇も続いていたため、世界的に混乱が広がって株式市場の大きく下がっていくという雰囲気が高まっていました。そのため、保有株を売却した人もいたと思います。ところが、停戦の機運が高まってくると、今度は雰囲気が一変して株価は大きく戻って、現在では株価は最高値の水準に戻ってきています。

周囲が「まだ下がるかも」と言い始めると怖くなるよね



弱気になっている時はバッドニュースに過剰に反応してしまうよね
下落時に株を売るのはいいのですが、それを買い戻すのはかなり難しい判断となります。大きく下がったタイミングで買い戻せればいいのですが、多くのケースでは様子を見ているうちに株価は戻っていってしまい、気が付けば自分の売値よりも高い株価になっている事が往々にしてあります。
そうなると、「売らなければ良かった」と後悔する事があると思うのですが、全く気にする必要はないと思います。
下落時に売却する人の大半は「怖い」から売ります。「これ以上さらに下がったらどうしよう」とか「まだまだもっと下がるかもしれないから今のうちに売ってしまおう」などと思うから、その場から逃げるように売ってしまうのだと思います。そして、それは相場に留まる事が怖いと思う気持ちが大きくなりすぎて、不安に押しつぶされそうになるから、売ってしまって心を軽くしたいのです。
「これ以上さらに下がったらどうしよう」という不安な気持ちや、「これ以上の損失を避けよう」という気持ちが下落時に売却を行う大きな要因となるのですが、こういった行動は言い換えれば「損失を避けるための保険を掛けた」という事なのだと思います。
皆さんも普段の生活で自動車保険や生命保険などを掛けていると思います。これらの保険は、何か突発的な出来事が起これば保障されますが、何も起こらなければ保険料は払い損になります。でも、「保険を掛けて失敗した」なんて思う人はほとんどいないと思います。保険をかける事によって、不安が解消され、万が一の際には保障されるのだから、必要経費だと考えるはずです。
下落時に保有株を売却するのも同じように考えればいいと思います。不安な気持ちを解消したり、更なる損失を避けるために、「売却して下落時の損失を限定的にするという保険を掛けた」のだと思えばいいのです。
なので、更に下落が強くなっていけば、保有株の売却という保険は更なる損失を防ぐ役割を果たし、保険を掛けた(保有株を売却した)意味があったという事になります。逆に、更なる下落が発生せずに株価が戻っていき、売却時よりも株価が高くなってしまったとしても、それは保険を掛けた保険料だと思えばいいだけです。
けして損をしているわけではないのです。あなたは損失を防ぐという保険を掛けただけです。保険には保険料が必要となります。その保険料を支払っただけなのです。何も問題ないです。また、一から自分なりのタイミングで投資を再開すればいいだけです。


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