最悪の9月を乗り切った

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株式市場において1年間で1番パフォーマンスが悪いとされている9月。ダウ平均やS&P500の過去の平均的な月別のリターンでも年間を通して数少ないマイナスリターンになっている9月なのだけど、どうやら無事に年間パフォーマンスが最悪と言われている9月を乗り切りそうだよね(この記事を書いている時点では、まだ9月30日の市場の結果は分からないけどね)

次の第4四半期(10月~12月)は好調な時が多いから期待したいよね

特に12月は年間でも一番パフォーマンスが高い月だから期待したいよね

現時点(9月28日)で、9月のS&P500の騰落率は1.5%の上昇となっているので、9月の最終営業日(30日)に大幅下落などが起こらない限りは今年のS&P500の9月の月間パフォーマンスはプラスリターンとなりそうなんだな。このままの状態であれば、今年の1月~9月までの騰落率は1997年以来で最大の上昇率となるみたいだよ。

そして、9月が終わると、10月・11月・12月はアノマリー通りの動きをしてくれるのであれば、期待できる月であり、投資家にとっては最も楽しみな月間が続くことになるよね。

「S&P500の月別平均リターン」

米国経済が一番盛り上がるクリスマス商戦がある10月~12月は投資家からの期待も高く、その期待に後押しされるようにこの時期の米国株市場は好調を維持している事が多いよね。

アナリストなどの想定でも、今後の米国経済はソフトランディング(軽い景気後退)またはノーランディング(景気後退がない)になる可能性が高い事から、10月以降も緩やかな上昇基調が続いていくという想定が多いね。

最近は、ハイテク銘柄の上昇の勢いが衰えてきているけれども、代わりにディフェンシブな銘柄や出遅れていた銘柄などに資金が回っていき、米国株市場全体としては順調に上昇しているんだな。

さて、ここから先はFRBが一番注目している労働市場の状況によって紆余曲折する事があるので雇用統計などに注目が集まっているね。

雇用統計の前に、まずはISM製造業購買担当者景気指数があって、そしてJOLTS求人労働異動調査やADP非農業部門雇用者、そして大注目の雇用統計(失業率、非農業部門雇用者数、平均時給)の発表へと続いていくんだ。

日付項目
10月1日(火)ISM非製造業購買担当者景気指数
JOLTS求人労働異動調査
10月2日(水)ADP非農業部門雇用者数
10月3日(木)失業保険申請件数
10月4日(金)失業率
非農業部門雇用者数
平均時給

 今回(10月4日発表)の非農業部門雇用者数では、市場予測において14万4000人~14万6000人を想定しているんだ。この水準は、先月に発表された時と同じぐらいの水準であり、3か月平均でみると2019年以降において最も低い水準に近いものとなるんだな。

市場予想の水準を下回る事があれば、9月に引き続き、11月のFOMCにおいても0.50%の大幅利下げの可能性が高くなっていく事になるんだよね。

今週の金曜日は、市場において最も注目される雇用統計が発表されることになるので、投資家達もヤキモキしながら相場を見つめているのかもしれないね。

     

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