トランプ氏が大統領に就任するまで、あと1か月ほどになったね。ビジネスマンで思った事をストレートに発言する事が多く、味方には優しく敵には厳しい部分もあり、企業にとっても国家にとっても敵に回すと厄介な事になりそうなので、戦々恐々としている方々も多いみたいだね。
強いカリスマ性がある反面、独走してしまうと怖いよね
そのあたりを誰かが上手く中和してくれるといいんですけどね
トランプ氏は独自の施策を実施する可能性があり、貿易相手国に極端に高い関税を掛けると公言していたり、最近だとパナマ運河の通行量が高すぎるからパナマ運河を米国に返せ(元々は米国が建設しており、その後パナマに返還した)と発言していたりと、圧力を掛けながら米国に有利な譲歩を引き出そうとするから相手国にとっては厄介な事この上ないですよね。
企業にとっても同様で、気に入られないと何をされるか分からないから、各企業ともトランプ氏との関係構築に躍起になっているみたいだね。
かつてトランプ氏をフェイスブックやインスタグラムから追放したメタ・プラットホームズのザッカーバーグCEOも急いでトランプ氏と会談したり、トランプ政権に就任式の費用として 1.5億円の寄付をおこなったりと関係改善に励んでいるよね。
これは、メタだけでなくアマゾンも同様の行動を行っているよね。アマゾンは、創業者のジェフ・ベゾス氏がワシントンポスト紙のオーナーでもあり、ワシントンポスト紙は民主党よりなので第1次トランプ政権の時は政権批判していたのでベゾス氏とトランプ氏は犬猿の仲と言われており、その矛先はアマゾンへも向いていたよね。
それによってアマゾンもトランプ氏に国防省のクラウド案件の入札を妨害されており、最終的にはアマゾンが訴訟をしてクラウド案件はアマゾンも参入できるようになったけど、今回の第2次トランプ政権の際には同様にトランプ氏によって何かしらの妨害をされたら困るから、メタと同様にトランプ氏の就任基金に 1.5億円を寄付しているよね。
トランプ氏の矛先は、ハイテク企業だけでなく製薬業界にも向いており、先日に「製薬業界の中間業者をノックアウトする」と述べたことで、CVSヘルスやユナイテッドヘルス・グループなどの薬剤給付管理(PBM)関連株の株価が大きく下がる事もあったよね。
トランプ氏に目を付けられた企業や業界は、トランプ政権の間は逆風が吹く可能性があるから気を付けないといけないよね。
投資の格言で「政策に売りなし」というのをよく聞くけれども、トランプ氏の場合は特にその傾向が強くなりそうなので、トランプ氏に後押しされそうな銘柄を選んでおくことも今後の相場を考えるうえで大切な事なのかもしれないね。
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