最近は上昇基調が続いている米国株市場。今年1年間の相場は、年初の頃の多く方々の想定をいい意味で裏切り、大幅上昇で年末を迎えそうな雰囲気です。年末も近づいてきており、そろそろ来年の予測や見通しをあげているアナリストなどが増えてきました。
来年も上昇してほしいよね
ソフトランディングで、その後に景気回復に期待したいですよね
ハードランディングするという想定は少なくなってきており、ソフトランディングしていくという想定が増えてきています。
ブルームバーグの調査によると、来年のS&P500は最高値を更新していくと回答した人が多かったとなっており、平均値は4808ポイントで最高値の4796ポイントを若干上回っていたようです。利下げの時期は来年7月よりも前になると想定している人が多かったようです。
さて、一方でウォール街では来年の米国株市場の見通しをどのように考えているのか?各社の想定をまとめてみました。
来年のS&P500の想定水準
名称 | S&P500想定水準 | 評価 |
---|---|---|
BCAリサーチ | 3300ポイント | 弱気 |
JPモルガン | 4200ポイント | 弱気 |
モルガン・スタンレー | 4500ポイント | 中立 |
ゴールドマン・サックス | 4700ポイント | 中立 |
NDR | 4900ポイント | 強気 |
RBC | 5000ポイント | 強気 |
バンク・オブ・アメリカ | 5000ポイント | 強気 |
フェデレーテッド・エルメス | 5000ポイント | 強気 |
シティグループ | 5100ポイント | 強気 |
ドイツ銀行 | 5100ポイント | 強気 |
BMO | 5100ポイント | 強気 |
ファンドストラト | 5200ポイント | 強気 |
投資銀行系は中立や弱気が目立つような感じですが、銀行系は強気な想定が目立つような感じでした。
弱気派の想定では、FRBがインフレを警戒して利下げをする判断が遅れてしまう事を懸念しており、それが景気の悪化を深刻化させて株価の下落に繋がっていくという想定のようです。やはり高金利の状態が続くことが一番の懸念のようですね。
弱気派・中立派共に目立つ意見は、ハイテク銘柄は伸び悩み、その代わり生活必需品セクターに代表されるディフェンシブ株や、工業セクターやエネルギーセクターに代表される景気循環後期株が期待できるのではないかというものです。
強気派の想定では、インフレの鈍化によってFRBの利上げを終了させる事で経済へのこれ以上の深刻なダメージを軽減する事となり、米国経済はソフトランディングへと向かうというものです。そして、景気後退自体はそもそも想定しており、それは株価に織り込み済みであることから景気が必要以上に落ち込まない限りは上昇するという事のようです。
さてさて、果たして来年の米国株式市場はどのような展開になっていくのか?
2022年のように大きく下落する1年となるのか? それとも、2023年のように予想外の上昇となっていくのか?
貴方は、強気派ですか? それとも中立派ですか? もしくは弱気派ですか?
私は、一応弱気派かな。
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