インド株式市場に問題発生?

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世界最大の人口を誇り、将来的にはGDPにおいては日本やドイツを抜いて、米国・中国に次ぐ世界第3位の経済大国となると想定されているインド。株式市場も順調に成長していくと予想されていて、長期投資するには良い環境にあると考えられているのがインドだよね。

今後の成長性に期待されているよね

まだまだ発展段階だけど、その分だけ伸びしろが大きいよね

インドの株式市場も順調に右肩上がりに成長しているのですが、ここ最近は少し勢いが落ちてきて下落傾向になっているんだな。

2024年度のインド株式市場チャート(Nifty50:ニフティ50)

9月の下旬から下落が始まっているのだけど、この頃はインドと同じ新興国のグループに属する中国株式市場が急上昇しており、ファンドや投資家達が、新興国の投資枠(投資金額)の比率は変えずに中国株式の割合を増やそうとしていたので、「インド株を売って・中国株を買う」というトレードが増えたみたいだね。

また、同時にインド市場の短期的な経済状況が思わしくないという想定(企業収益の今後の想定が悪化)が高まった事もインド株式市場を利益確定させる動きが出てきて、下落傾向に拍車を掛けたようだよ。こうした動きを受けて、ゴールドマン・サックスもインド株式市場のウェイトを「強き(オーバーウェイト)」から「中立(ニュートラル)」に引き下げたようだね。

10月のインド株式市場は下落傾向が続き、月間の騰落率は-6.2%と大きく下落していて、海外勢の資金流出は過去最大となっていて、インド株式市場からの資金流出が止まらない状態だったんだよね。

そんな悪い空気を引きずるように、今月もインド株式市場にはバットニュースが届いており、それがインドの巨大コングロマリットであるアダニ・グループの創業者を米国の司法省が起訴したというニュースなんだな。

米検察当局は、インドの政府高官に2億5000万ドル(約390億円)強の賄賂を渡すとともに、その事実を米投資家に隠したという罪で、アダニ・グループ創業者とその幹部たちを起訴したようだよ。

米国当局によってアダニ・グループ創業者が起訴されたことで、アダニ・グループを代表する企業であるアダニ・エンタープライゼズは1日で株価が22%も下落するなどの大暴落となっていて、インド株式市場の弱気相場を後押しする状態となっていたんだな。

ただ、主要株価指数に占めるアダニ・グループの比重は比較的低く、株式市場に与える影響は限定的だと言われているるみたいだね。でも、これを機にインドのコーポレートガバナンス(企業統治)に対する不信感が高まる可能性が指摘されており、インド株式市場の下落傾向は続くのではという懸念が持ち上がっているね。

特にインドのモディ首相とアダニ氏は、モディ氏がグジャラート州知事を務めていた時代から数十年にわたる交友関係があり、アダニ氏はグジャラート州で起業している事から関係性は深いと推測されているみたいだね。

それでも、少しだけ救いがあるのは、トランプ氏の親族が過去にアダニ氏の自宅を訪問した事があるなどトランプ氏側と若干の交流があるという事。トランプ氏の周辺関係者らはインドおよび、特にアダニ・グループを、中国の覇権に対抗する重要なパートナーとみているようだよ。

今回の起訴が決着するには数年の年月を要する事から、今後の状況がどのようになっていくのかは第二次トランプ政権に意向に大きく左右されるみたいなんだな。

すでに、「大きすぎて潰せない」と言われているアダニ・グループにおきたスキャンダル。今後の動向は、新トランプ政権の判断にかかっており、その意向によっては米国とインドの関係性、米国のインド戦略の行方、インド経済やインド株式市場の行方を少なからず左右する事にもなる事から、今後の動きが注目されているようだよ。

     

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