近年、時価総額世界トップの座に君臨していたアップル(AAPL)、長年時価総額トップ10にランクインし続けている安定企業マイクロソフト、そいてここ数年で時価総額上位が定位置になってきたエヌビディア。この3社が最近は時価総額トップの座を争っていますね。

エヌビディアは数年で一気に巨大企業になったね



最先端GPUを武器に、AI需要を一手に引き受けているから強いよね
25日(水)の米国株市場では、エヌビディアが最高値を更新しており、これにより再びエヌビディアがマイクロソフトを追い抜いて時価総額世界トップに返り咲いていますね。
「6月25日時点の時価総額トップ5」
順位 | 企業名 | 時価総額 |
---|---|---|
1位 | エヌビディア | 3兆7700億ドル |
2位 | マイクロソフト | 3兆6600億ドル |
3位 | アップル | 2兆9916億ドル |
4位 | アマゾン | 2兆2588億ドル |
5位 | グーグル | 1兆8862億ドル |
ここ近年は時価総額トップの座を、アップル・マイクロソフト・エヌビディアで争っていたのですが、最近はアップルが不調なので、マイクロソフトとエヌビディアの2強争いになってきましたね。
今年の年始からの株価騰落率でみても、アップルは19.5%も下落をしているのに対して、マイクロソフトは16.7%の上昇、エヌビディアも14.9%の上昇と順調に成長しています。関税問題の影響とAIへの取り組みが明暗を分けたような感じになっていますね。
エヌビディアとマイクロソフトの2社は、今後も AIブームからの恩恵を受けた成長が続くと想定されています。AI関連支出は2028年までに約 2兆ドルに達すると予想されています。これから更に進んでいく各業界の AI化に向けてストレートに恩恵を受けるエヌビディアとマイクロソフトは安定的に強いと考えられているようですね。
「年度別のAI関連支出(生成AI関連支出は、AI関連支出に含まれている)」
年度 | AI関連支出 | 生成AI関連支出 |
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2024年度 | 6382億ドル | 3650億ドル |
2025年度(見込み) | 7576億ドル | 6440億ドル |
2028年度(予想) | 2兆ドル | 不明 |
AI関連支出の中でも、特に生成AI関連の支出が急増しており、2025年度は全体(AI関連支出)の中でも生成AI関連の支出の割合は85%程度にもなります。AI関連の市場および生成AI関連の市場の成長率は非常に高く、これから普及していく事を考慮すれば、当面は安定した成長性を見込めます。
AI関連支出は、2028年まで毎年40%近い成長性をすると想定されており、エヌビディアやマイクロソフトはこの波に乗って今後も成長性が続いていきそうです。
従来は時価総額トップの座を争う企業は、アップル・マイクロソフト・エヌビディアの3強体制だったのですが、今後は2強体制になっていきそうですね。
暫くは、AI需要は続いていきそうなので、マイクロソフトやエヌビディアなどのAI関連の王道銘柄を保有しておけば、充分に恩恵を受ける事が出来ると思いますよ。
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