昨日の米国株市場は、ダウ平均・S&P500・ナスダックともに大幅上昇となっていましたね。今月に入ってからは相場の調子は非常に良く急角度で上昇しています。
相場に勢いがついてきたね
相場の雰囲気が明るくなっていますよね
8月、9月、10月と3か月連続下落をしていた時と比べると、今月はイケイケモードのように相場は楽観的になっており、上昇圧力は非常に強くなっています。S&P500なども、今年7月の最高値まであともう少しの水準にまで戻ってきました。
ここから年末までは上昇基調を続けていく事が出来るのかに期待したいですよね。
昨日発表された消費者物価指数は軒並み鈍化しており、消費者物価指数は前月比で市場予想の0.1%増加を下回る0.0%と横ばいとなっており、コア消費者物価指数も前月比で市場予想の0.3%増加を下回る0.2%の増加と軒並み低下していました。
消費者物価指数の伸びが市場予想を下回った事で積極的な利上げのサイクルは終了したとの見方が強まっており、市場が予測している来月以降の利上げ確率は、ほぼゼロ%にまで低下しています。
市場の想定では来年の5月頃からは利下げに転じると想定されており、利上げ局面は終了して、今後は利下げの開始時期が焦点となっていきそうです。
利上げが終了したとなれば、相場は好感して上昇基調となっていきそうです。少なくとも、利下げが開始される辺りまでは相場の雰囲気は良い状態と保つのではないでしょうか。
米国経済は力強さを維持している事から、来年の起こるであろうと想定されている景気の悪化も、大きな景気後退ではなく、軽い不景気程度に収まるのではないかという見方も広がってきています。
ただ、景気の悪化が起こるのであれば、その頃には株式市場も軟調になっていると思われ、利下げが開始された頃は利下げを好感して相場が上昇していたとしても、景気悪化に伴って利下げが繰り返さるようになってくると、景気悪化を嫌気して相場が下落する場面がやってくると考えられます。
とりあえずは、現状では利上げ局面がほぼ終了したと思わる事から、相場は当面の間は楽観的な雰囲気に包まれていく事になり、暫くは上昇していく事になるのではないでしょうか。
それが、持続するかどうかは今後の景気とインフレの動向、そしてFRBのかじ取り次第となっていくと思われます。
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