絶好調な相場。

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先週の米国株式市場は、ダウ平均もS&P500もナスダックも月曜日から金曜日まで5日連続で上昇しており、絶好調な1週間でしたね。1週間の騰落率は、今年最大を記録しており、11月は非常に好調なスタートとなりました。

この調子で上昇してほしいね

11月は上昇して終わるといいよね

8月・9月・10月と3か月連続で下落をしていたので、11月こそは上昇して終わってくれると嬉しいですよね。とりあえず、今月はロケットスタートとなっているので、この調子で頑張ってもらいたいです。

さて、今月は好調な株式市場なのですが、先日発表されていた雇用統計はさえない状況となっており、力強かった労働市場や経済状況は先行きの不安が高まってきています。

政策金利に大きな影響を与える雇用統計は、失業率が2年ぶりの高い水準となる3.9%と市場予想の3.8%を上回った事で労働需要の落ち込みを示唆していました。また平均時給は、市場予想の0.3%増加を下回る0.2%増加となっており、インフレ圧力を弱める事を期待させていました。そして非農業部門雇用者数は、市場予想の17万人増加を下回る15万人の増加に留まり、前回の爆発的な増加であった29万人増加を大幅に下回っており、力強い雇用状況が緩和されていました。

雇用状況の悪化が強まってきたことで、利上げは打ち止めになる事が濃厚となってきており、相場はこれを好感して上昇基調となっています。

このまま景気が減速していくようであれば、来年には利下げを行う事が視野に入ってきます。そうなると、利下げを好感して株価が更に上がる展開になるかもしれませんね。

ただ、景気が減速するという事は企業業績は悪化していく事になり、最初に利下げを行う際には株式市場は利下げを好感して上がる事が多いですが、利下げが何度も続くと、経済の先行きを不安視して相場が下落する事があります。

リーマンショック以来の高い金利水準になっている事を考えると、景気に悪影響を与える可能性があり、景気の動向によっては来年の相場は荒れる展開になるかもしれません。

とりあえず、今年の残りの相場は好調が続くかもしれませんが、あまり楽観的にならないようにしておこうかなと思っています。

   

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