今年の第1四半期の決算がほとんど出揃ったのですが、各社の決算内容をみていると、やはりハイテク大手の業績が強く、GAFAMを中心としたビックテック企業が米国市場を牽引していますね。特に生成AI関連の企業は非常に強くて大幅な増収になっている企業もチラホラとあります。
今年は生成AIが大人気だったね
今年だけでなく今後も暫くは生成AIの勢い続きそうだね
世界中の企業の中で、前年の業績と比較して利益がどれだけ増えたのかをみていくと、ランキングの上位を米国のビックテック企業が独占している状態となっています。やはり米国のハイテク企業は強く、生成AIを手掛けている企業は市場を独占しつつあることがうかがえます。
2024年度第1四半期の純利益と前年対比増加額ランキング
順位 | 企業名 | 純利益 | 増加額 |
---|---|---|---|
1位 | エヌビディア | 148億ドル | 128億ドル |
2位 | アルファベット | 236億ドル | 86億ドル |
3位 | アマゾン | 104億ドル | 72億ドル |
4位 | メタ | 123億ドル | 66億ドル |
5位 | 韓国電力公社 | 4億ドル | 42億ドル |
6位 | サムスン電子 | 49億ドル | 38億ドル |
7位 | マイクロソフト | 219億ドル | 36億ドル |
1位はもちろん今ブームとなっている生成AI市場において圧倒的な支配力を持っているエヌビディアです。前年の実績からの増加額は128億ドルと一人だけ桁違いの強さを見せつけています。
そのあとは、アルファベット(グーグル)、アマゾン、メタとなっており、間に韓国企業を挟んでマイクロソフトがランクインするなどGAFAMなどの米国ハイテク企業がランキングを独占するような感じとなっています。
5位と6位にランクインしている韓国企業は、前年の利益が低かったので今期の利益と前年の利益を比較すると大きく利益が増えていますが、今期の利益を米国の各企業と比較すると、米国企業の利益は100億ドルや200億ドルなどの3桁台なのに対して、ランクインしている韓国企業は1桁~2桁台と利益の桁が全然違いますよね。
米国の巨大企業は、すでに莫大な利益を上げていながらもさらに成長が加速しているのだから恐ろしいほどの強さになっていますね。そして、その莫大な利益から更に設備投資をドンドンとつぎ込んでいるので他社が追いつくのは至難の業ですよね。
クラウド事業などは、巨額の設備投資と最新の設備を築き上げているマイクロソフトやアマゾン、グーグルなどに太刀打ちできる企業はないと思います。そして、生成AIの最先端を独走しているエヌビディアも巨額の利益から更に設備投資・研究開発をつぎ込んでいるので独占状態が暫く続きそうな感じです。
こうやってランキングをみると、米国テック企業の桁違いの収益力が垣間見えますね。
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