今年のテスラはやはり厳しいのか?

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最近、車を買い替えようと思って色々と調べていました。車を買ったもの10年以上も前だったのですが、各社のホームページを見ているとトヨタは相変わらずたくさんの種類の車を売っているけど、日産とかは想像していた以上に車種が少なくなっている感じがしました。もっと色々な車を売っていたような気がするのだけどな。

日産のマーチとか可愛くて好きだったんだけどな

いつかは日産のシーマに乗ってみたいと思っていたんだけどな

トヨタとかも「ヤリス」って聞いた事がないと思っていたら、ヴィッツが名前を変えたみたいですね。普段から車に興味を持っていないと、新しい車種が出ても気が付かないものですね。

あまり電気自動車(EV)のイメージがなかったトヨタも、「bz4x(ビーズィーフォーエックス)」という電気自動車を販売しているんですね。知りませんでした。

さて、いつの間にかトヨタも販売していたEV(私が知らなかっただけだけどね)、そんなEV業界でトップを走っているのが皆さんのご存知のテスラですよね。そのEV業界トップのテスラも今年は苦戦しそうな感じみたいです。

テスラが先日発表していた決算でも、2024年12月期通期(2024年度年間)の販売台数見通しについては販売台数の伸びが2023年の実績を大幅に下回る可能性があるとして、販売台数などの目標を示しませんでした。テスラが具体的な納車目標を提示しなかったのは異例です。テスラ自身も、今後の販売に不安を持っているんでしょうね。

EV市場において世界最大の市場である中国も販売台数の伸び率は落ちてきているようです。販売台数自体は伸びているのですが、2022年は前年対比96%増加、2023年は前年対比36%の増加となっていましたが、今年度は前年対比で25%程度の増加と予測されており、一時期の爆発的な勢いは衰えてきました。

また、中国に次ぐEV市場である米国でもEVの販売台数の伸び率にブレーキが掛かっており、2023年10月~12月の伸び率は僅か1.3%程度の増加に留まりました。

2023年2Q(伸び率15%) → 2023年3Q(伸び率5%) → 2023年4Q(伸び率1.3%)

2023年第3四半期(7月~9月)は31万3086万台売れたEVでしたが、2023年第4四半期(10月~12月)は31万7168台の販売となっており、明らかに売れ行きは鈍っていました。

ただ、中国・米国共に販売台数の伸び率は衰えていますが、販売台数自体は過去最高を更新し続けており、EV市場自体は成長を続けています。それでも、以前のような爆発的な成長は止まりつつあるのかもしれませんね。

EVの販売が鈍化してきた要因としては、中国の景気の後退による需要減少や高価なEVを購入していた裕福層への需要がある程度一巡したことなどがあるようです。

EV各社は需要の減少に伴って、従来のような拡大路線はひとまず収まり、フォードやゼネラルモーターズなどは電動ピックアップの生産縮小または生産開始時期を延期しているようです。テスラも人員削減を計画している可能性を指摘されており、各社はEV需要に合わせて調整を余儀なくされている感じですね。

またEV需要の減少と共に懸念されているのがEVの中古市場での問題です。

EVは中古需要がさえず、それが新車販売へも影響を及ぼしそうな感じです。中古市場ではEVは最近1年間での価格下落率は30%にも達しており、値崩れしています。まだ発展段階にあるEVにおいては、中古を買うよりも少し待って新型EVを買う方が性能・価格ともに良いという思惑もあり、中古が敬遠されています。

また、依然として充電インフラがしっかりと整備されているとは言えない状況であり、ガソリン車と比べると利便性に大きく劣る部分も消費者から敬遠される理由となり、わざわざ中古でEVを買うという積極的な動機に薄く、中古市場ではダブついている状態です。

特に欧州では新車EVの販売の多くはリース販売となっており、その大半は3年間のリース期間となっています。2021年には欧州で120万台のEVが販売されており、この多くが3年リースの満期を迎える今年はEVが中古市場に大量に供給されていきます。

溢れた中古EVはその処理に困って不法投棄等が増加する事で社会問題化するかもしれません。世界最大のEV市場である中国では、大量に販売されたEVがその後に行き場を失い、廃棄されたEVが空き地などに大量に放置されて負の遺産として問題視されています。

EVの中古市場が下落を続けていくと、新車販売へも悪影響を及ぼし、販売台数の伸び率が更に低下していく可能性が持ち上がっていきます。

今年は、中国の需要減少やEV企業の競争激化、中古市場問題とEV業界にとって厳しい環境が続くかもしれません。そして、当然ながらトップメーカーのテスラにとっても今年1年は試練の年なのかもしれませんね。

  

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