先週から浮き沈みが激しい相場が続いていましたね。パウエル議長のタカ派発言やシリコンバレー銀行の破綻、その後処理として預金者救済保護、シリコンバレー銀行に続いてシグネチャー銀行の破綻、消費者物価指数の発表などなど、色々な出来事が次々と目まぐるしく動いていく感じでしたね。
株価も一喜一憂という感じで、下がったり上がったりを繰り返しながら不安定な相場が続いていますね。
早く落ち着いた相場になって欲しいよね
少なくとも今年一杯は厳しい相場が続きそうだよね
本当に早く落ち着いた相場に戻って、緩やかな右肩上がりの株式市場になって欲しいですよね。
さて、今回は株式市場が下ってしまった時のお話です。
下がった銘柄
数年に1度のぐらいは大きく相場が下がる時があります。特に、ITバブルやリーマンショック、コロナショックのような暴落時にはさらに激しく下がる事がありますよね。
大きく下がるという事は、反動で大きく上昇するチャンスを掴むことが出来るという事でもあります。
普段はあまり下がらないような銘柄でも、時には大きく下がる事があるので普段から株価の動きを確認しておくことも必要ですよね。
直近の暴落であるコロナショックでは、ディフェンシブ銘柄の代表格だったコカ・コーラやマクドナルドといった優良銘柄でさえ大きく下落していました。
コカ・コーラ 37%下落
マクドナルド 36.9%下落
その一方で、成長株のアマゾンは思ったよりは下げておらず、普段は手堅いディフェンシブ銘柄のコカ・コーラやマクドナルドと比べるとまだマシな下落に留まっていました。
アマゾン 22.7%下落
普段は成長株よりも値動きが穏やかなはずのディフェンシブ銘柄が軒並み暴落していたコロナショックは、安定している銘柄に投資をする絶好のチャンスだったとも言えます。
普段から成長株に投資をしていると、こういったディフェンシブな銘柄が大きく下げているのに気が付かずに過ごしてしまいそうですよね。コロナショックの時は、アマゾンもそれなりに下げていたのでチャンスだ思っていましたが、アマゾンよりも下げているコカ・コーラやマクドナルドの方が美味しかったわけですね。
今は立場が逆転
さて、今の相場は暴落している訳ではなく、ジリジリと時間を掛けながら下値を付けている相場です。2022年の年始辺りから現在までの株価を確認してみると、今のところはディフェンシブ銘柄よりもグロース銘柄の方が大きく下げており、ディフェンシブ銘柄が面目を保っている状態です。
コカ・コーラ 0.1%下落
マクドナルド 2.2%下落
アマゾン 45.5%下落
アマゾンなどの成長株は大きく値を下げていますね。アマゾンだけでなく、テスラなどのグロース銘柄も同じように50%ほど下げているので、グロース銘柄に投資をするにはチャンスだと思える感じにはなっています。
ただ、今後さらに株式市場が下っていくのであれば、まだまだチャンスは訪れる事になります。もう少し辛抱強く株式市場を見守っていく必要があるのかもしれませんね。
まとめ
普段からグロース銘柄を中心に投資をしていると、ディフェンシブ銘柄や高配当銘柄などはあまり確認・観察する事がなく過ごしてしまいます。逆に、ディフェンシブ銘柄や高配当銘柄を中心にしている人は、グロース銘柄などをあまり確認・観察する事なく過ごしていると思います。
株式市場が大きく下げている時には、自分が普段投資をしているカテゴリーだけでなく、あらゆる銘柄・業界・カテゴリーが大きく下落していきます。
そんな中で、自分が普段投資をしている銘柄よりも美味しい銘柄が転がっている時もあります。
暴落時に投資をしようと思って大きく下がっている銘柄をゲットするのであれば、どうせなら美味しい銘柄に投資をしている方がいいのではないかなと思います。
株式市場が軟調になっていくようであれば、自分が投資をしているカテゴリーだけでなく、他の有望な銘柄もチラホラと確認しながら様子をみていると意外と美味しい銘柄に気付くことがあるかもしれませんよ。
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