逆イールドが解消した時に売却すると、その後の下落で得するのか?

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

年初から考えると好調が続いている米国株市場。何だかんだと言いながらも、米国株式市場は年初来高値を更新し続けていて、最高値圏をウロウロしているんだな。リセッションが起こると言われながらも底堅い景気が続いていて、景気後退に陥らずに踏みとどまっているよね。

FRBが大幅利下げに踏み切ったのも大きいよね

慎重なパウエル議長が思いのほか大胆な行動に出たよね

逆イールドが発生すると超高確率で景気後退に陥ると言われているけど、FRBが大胆な利下げを続けながらうまく経済の手綱を握っていけば、今回はもしかしたら逆イールドになりながらも景気後退にならないケースとなっていくのかもしれないね。

さて、普段のアノマリー通りに逆イールドが解消されて暫くすると景気後退に陥る事があるのであれば、逆イールドが解消されたときに株式を売却すれば、その後の下落相場をスムーズに回避できるのかを確認していこうと思うよ。

では、まずはコロナショックの時から確認してみようかな。

コロナショックの時は逆イールドが解消されてから、暫くは上昇していたけど、結局は23.8%の下落となっていたんだな。逆イールドが解消されてから売却して急落していた時に仕込んでいれば大成功となっていたね。

次は、リーマンショックの時を確認してみよう。

リーマンショックの時も逆イールドが解消されてから少しの間は上昇していたけど、次第にズルズルと下落をし始めて、その後は本格的な急落を繰り返しながら、ボロボロに下がっていってるね。下落幅は驚異の52.8%の下落となっていて、地獄へ一直線といった感じだね。

次は、ITバブル崩壊をみてみようかな。

ITバブル崩壊の時は、逆イールド解消後からズルズルと下がっていて、少し上がっては大きく下がっていく事を繰り返しながら、ずんずんと下がっていっているよね。下落幅は42.4%とかなりの大幅下落となっているね。

さて、次は1989年の時を確認してみよう。

1989年に逆イールドが解消した時には、直後に結構大きく上昇していき、その後はボックス圏での動きをしていたのだけど、最終的には大きく下がっていく展開となっていたね。でも、逆イールド解消後に売却した場合は、最大でも7.0%程度の下落幅で済んでいたみたいだね。

お次は、1981年の時を確認してみよう。

1981年の逆イールド解消後の時も、逆イールド解消後に大きく上昇していたのだけど、次第に下落相場へと移行していって、結局は右肩下がりのチャートになっているよね。逆イールド解消後に売却した場合の下落幅は、13.3%の下落となっていて、それなりの下落幅になっているね。

では、最後に1980年の時を確認してみよう。

1980年の逆イールド解消後の時も、逆イールド解消後に大きく上昇している展開となっているね。その後には結局下がっていく展開となるのだけど、前半部分の貯金が大きく効いていて、逆イールド解消後に売却した場合の下落幅は、わずか3.0%程度の下落で済んでいたみたいだね。

では、最近の6回の逆イールド解消後の株価の動きをもう一度まとめてみよう。

2020年 23.8%下落
2007年 52.8%下落
2000年 42.4%下落
1989年 7.0%下落
1981年 13.3%下落
1980年 3.0%下落

逆イールド解消後からの株価の動きをみていると、どれも下落する事になっているよね。逆イールド解消後に一定の量の株式を売却しておくと、ある程度のリスク回避にはなりそうだな。二桁以上の下落を伴う時もあるので、やはり警戒しておいてもいいんじゃないかなと思えるよね。

ただ、大幅下落を伴っている時は、コロナショックやリーマンショック、ITバブル崩壊などの歴史的な大ニュースがあった時なので、そうでなければ1989年や1980年のような一桁台の下落で済んでいる時もあるので、過度に警戒する必要はないのかもしれないね。

通常の景気後退程度あれば、10%程度の下落幅で済んでいそうなので、そのぐらいであれば売却してもう一度買い戻す作業をする方が難易度が高いので、安全策を取るのであれば一部をキャッシュに戻して様子を見るという選択肢も視野に入れながらも、下手に動くよりはホールドしたまま耐え忍ぶ選択肢の方が有効な感じがするかな。

ただし、今回のケースは逆イールドが解消されてからの下落幅を確認しているので、高値圏からの下落幅という事で考えるのであれば、それなりの大きな幅の下落を伴っている事が多いという事も忘れずにいた方がいいかもね。

   

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

↑↑↑ ランキングに参加しています。応援お願いします!!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次