ボロ負けのはずが、ちょい負けで済んでいる

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私は米国経済の景気が落ちてきて、インフレも少し落ち着いていくと想定しており、それゆえFRBはいずれ利下げを行う事で政策金利が下がって国債価格が下落すると考えたので、米国長期債券ETFを購入しています。ドル円相場も米国の政策金利が下がる事で日米の金利差が縮まる事で円高に振れていくだろうと思ったので、日本市場に上場している2621( i シェアーズ米国債20超ETF:為替ヘッジあり)にも投資をしました。

米国の長期金利は上昇しているから上手くいってなさそうだね

2621を筆頭に、EDVやTMFにも投資しているので利下げしてほしいです

現在、米国株や米国債券などの外国資産は円安が進んでいる事から円安メリットとして円に換算した時に資産が増える事になります。例えば、10万ドル分の米国株や米国債券を保有していたとして、1ドル140円から1ドル160円になると、円換算した米国資産は増えますよね。

為替相場保有元本円換算
1ドル140円10万ドル1400万円
1ドル160円10万ドル1600万円

これらのおかげ(円安のおかげ)で私が投資している外国資産であるEDV(バンガード長期米国債ETF)やTMF(ディレクション・デイリー20年超米国債ブル3倍ETF)は、評価額としては下落しているはずなのですが円安効果によって円換算した評価額はプラスリターンとなっています。

でも、2621( i シェアーズ米国債20超ETF:為替ヘッジあり)は、米国長期債券ETFでありながら為替ヘッジもついているので、基本的には円安になれば円安効果によるリターン(ドルを円に換えた時の為替差益)は得られなくなる半面、円高になれば円高による損失(ドルを円に換えた時の為替損失)は受けにくいといったメリットがあります。

さて、私が購入した「2621」は去年の12月と今年の1月に購入したのですが、その平均購入単価は 1310円です。現在の単価が 1222円(7月4日時点)なので、6.7%ほど下落した状態となっています。

でも、直接的な長期金利でみていると、私が購入したころの平均的な長期金利は4.01%なのに対して、今の長期金利は4.35%ほどあるので、長期金利は8.4%も上昇している事になります。長期金利が上昇すれば債券価格は下落する事になるので、単純に考えれば長期金利が8.4%上昇すれば債券価格は8.4%下落する事になります。

債券価格が8.4%も下落しているのに、「2621」は6.7%程度しか下落していない状態となっています。為替の影響を受けないのであれば債券価格の下落率と同じぐらいの下落幅になりそうなのに、実際には1.7%も乖離がある状態となっています。

まあ、損失がマシになっているので喜ばしい事なのですが、為替ヘッジって自分が思っていたよりもややこしい(難しい)商品なのかなと感じるようになってきています。

為替ヘッジをすると、金利差分程度の為替ヘッジコストが必要となります。今は日米の金利差が5%ぐらいあるので、為替ヘッジコストが約5%ほど必要という事になります。という事は、「2621」には債券下落による価格の下落以外にも為替ヘッジコストが5%乗ってくるので、下落幅に為替ヘッジコスト分の5%を追加しないといけないと思っていたので、債券価格が8.4%も下落すれば、8.4%+5.0%=13.4%の下落幅になると思っていたのですが、そんなに簡単な計算方法じゃないみたいですね。

逆に円高になった場合には、例えば1ドル160円から1ドル145円に約10%円高になった場合、通常であれば10%の為替損が発生するのですが、為替ヘッジをしていれば為替ヘッジコスト分だけの損失となるので、5%程度の損失(為替ヘッジコスト分)で済むと思っていたのですが、これもこんなに簡単な計算方法ではないのかもしれませんね。

やはり自分で分からない商品(理解が出来ていない商品)には投資しない方がいいのかもしれませんね。

まあ、とりあえず「2621」という為替ヘッジ付きの米国長期債券ETFを保有しているので、いずれは利下げして米国長期金利が下がって(債券価格は上昇する)、ドル円相場も円高ドル安に振れてくれればいいな~と思っています。そうなったときに、「2621」がどの程度の値動きをするのかをよく観察していこうと思います。

    

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