昨日の米国株式市場はとりあえず上昇していましたね。ただ、10月の月間騰落率はダウが1.4%下落、S&P500が2.2%下落、ナスダックも2.8%下落となっており、3指数ともマイナスリターンとなり、2020年3月のコロナショック以来の3か月連続のマイナスリターンとなっています。
結局10月も下落した終わったね
11月は上昇して欲しいよね
アノマリー的には、11月は上昇しやすい月間となっているのですが、当然ながら下がっている年もあるので安心できるわけではないです。リーマンショック以来の4か月以上連続の下落となってしまうのか、注目の11月の相場は今日から始まっていきます。
個人的には、今月も下落していくのではないかなと思っています。FOMCにて本日発表される政策金利は現状維持になる事が想定されていますが、来月については現状維持の想定が主流となっていますが、不確定要素が多いため流動的であり、高金利継続の長期化を懸念して株価は下落していく展開となっていきそうな気がしています。
イスラエルのガザ地区への攻撃は、これから本格的な地上侵攻が始まっていくと思うので、更なる犠牲者が想定され、一般の民間人の犠牲も非常に増えていくと思います。アラブ諸国の反発も強まっていく事となり、中東情勢の悪化は避けられない状態となりそうです。
そうなってくると原油価格などへの影響も懸念される事から、株式市場には逆風となっていくと思われます。
中東情勢の悪化の影響を考慮して、12月のFOMCではまだ「金利上昇の終了(金利引き上げの終了)」を宣言する事は出来ないのではないかと考えており、そうなると高金利の長期化への懸念が強まっていく事になると思います。
12月のFOMCで金利を引き上げる事は多分ないと思いますが、米国経済がまだまだ力強い状態が続いており、原油高によってインフレが高まってしまう(またはインフレが落ちていかない)となると、FRBも政策のかじ取りが難しくなってくるのではないでしょうか。
株式市場は、先が見通せない事や不安定な未来を嫌気する事が多く、中東情勢の悪化やそれに伴う世界経済への影響が見通せない状況になってくるようであれば、不安定な相場が続いていくのではないかなと思っています。
出来ればそろそろ米国株式市場も上昇してほしいのですが、まだ様子をみていく必要があるのかなと感じています。
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