先日、逆イールドが解消されましたね。リセッションの前触れになると言われている逆イールド。過去70年間で10回の景気後退のうち9回は逆イールド発生しているので、その逆イールドが解消されたという事は、そろそろ景気後退が起こっていくとされているようだね。
今回の逆イールドの期間は長かったね
今回の逆イールドの期間は、2年2か月だったね
逆イールドが起こると景気後退が高確率で引き起こされているので、では逆イールドの発生と逆イールドの解消と景気後退の時期や関係性がどうなっているのかについては、以前のブログでお伝えしているので、興味がある方は過去記事を見てね。
さて、逆イールドが発生すると景気後退になる可能性が高いとして、では株価はどのように動いていたのかを見ていこうかな。
逆イールドが解消されてから、株価はいつ下落をしたのかを確認してみよう。
「2020年コロナショック」
コロナショックの時は、逆イールドが解消されたのが2019年9月4日なんだけど、株価の下落はその5か月後から引き起っているね。
ただ、コロナショックの時は感染症であるコロナの流行という特殊な状況だったので、通常の景気の循環とは違う感じだったのかもしれないけどね。
次は、「リーマンショック」
リーマンショックの時は、逆イールドが解消されたのが2007年3月21日なんだけど、その7か月後に株価の下落が始まっているね。
リーマンショックの頃は、ここから長い期間に渡って低迷していたので、投資家たちのダメージも大きかったね。
次は、「ITバブル崩壊」
ITバブル崩壊の時は、逆イールドが解消される前から株価の下落が起こっているんだね。ITバブル崩壊の時に逆イールドが解消されたのが2000年11月27日で、株価の下落はその2か月前から下落が始まっているよ。
ITバブル崩壊の時も、リーマンショックの頃と同じように長い期間に渡って下落が続いていたので、投資家へのダメージは大きかったね。
次は、「1989年の頃の逆イールド解消」
1989年に逆イールドになって景気後退が発生した時には、逆イールドが解消されてから7か月後に株価の下落が引き起こされているね。
では、次に「1981年の頃の逆イールドの解消」
1981年に逆イールドが発生した時は、逆イールドが解消される前に景気後退が起こっているんだな。
株価の状況も、逆イールドが解消される前に下落が始まっていて、逆イールドが解消されたのが1981年10月26日なんだけど、株価の下落は10か月前から引き起こされているね。
最後は、「1980年の逆イールド解消」
1980年に逆イールドが発生した時も、逆イールドが解消される前に景気後退が引き起こされているね。
ただ、株価の下落は逆イールドが解消された1980年5月2日の6か月後から下落が始まっているようだね。
さて、では「逆イールドの解消と株価の下落の時期」をまとめてみようかな。
年代 | 逆イールド解消時期 | 株価の下落時期 |
---|---|---|
2019年 | 2019年09月04日 | 5ケ月後 |
2007年 | 2007年03月21日 | 7ケ月後 |
2000年 | 2000年11月27日 | 2ケ月前 |
1989年 | 1989年06月30日 | 7ケ月後 |
1981年 | 1981年10月26日 | 10ケ月前 |
1980年 | 1980年05月02日 | 6ケ月後 |
こうやって纏めてみると、あまり一貫性がないような感じがするよね。
逆イールド解消後に株価の下落が起こるのかと思っていたら、逆イールドが解消される前に株価の下落が起こっている時もあるので、必ず逆イールド解消後から株価の下落が起こっていると事ではなさそうだね。
逆イールド発生(逆ールド解消)した際には、景気後退自体が超高確率で起こっている事を考慮すれば、とりあえず逆イールドが解消された事で、まだ株価の下落が始まっていないのであれば、数か月後には株価が下落を始める可能性があるということぐらいは頭の片隅に入れておいた方が良いのかもしれないね。
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