小売りとネットの巨人の覚醒

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今や誰もが知っている巨大企業となっているアマゾン。書籍の通販事業からスタートして、今ではあらゆる物を取り扱う世界最大の総合ネット通販企業として君臨しています。近年では、クラウド事業にも進出しており、クラウド事業においても世界最大の企業として名を馳せていますね。

アマゾンって、配達されるのが早いから便利だよね

アマゾンの会員に入っている人も多くなってきたよね

ネット通販事業において多くのものを取り扱っており、たくさんの人々が利用していると思うのですが、そんなアマゾンでも、まだ本格的に攻略出来ていない市場があります。それが生鮮食品です。小売事業という分類の中でも生鮮食品は一番大きな割合を占めているのですが、まだまだネット通販(ネット販売)よりも実店舗で購入する人が多い分野でもあります。

そんな生鮮食品分野をアマゾンが本格的に攻略しようとし始めました。小売店舗の巨人ウォルマートに追随するために、最後の聖域と言われていた生鮮食品の強化に乗り出しました。

従来アマゾンが行っていた生鮮食品のネット通販は、即日配達を行っていても大都市部などのごく一部の地域に限られており限定的でした。今回は、全米1000以上の都市や地域で生鮮食品のネット通販を開始すると発表していました。また今年度末までには、その地域を2300以上の都市に拡大する事になるそうです。

これまでの限られた地域での生鮮食品の即日配達だけでなく、今回は「全米規模、1,000以上の都市」への大規模展開となり、本格的にアマゾンがウォルマートの主戦場である生鮮食品に参入していく事になります。生鮮食品の即日配達は、アマゾンプライム会員であれば注文金額が 25ドル(約3600円)以上であれば送料が無料となり、25ドル以下の注文金額の場合は 2.99ドル(約430円)の配送料となります。会員でなければ一律に配送料が 12.99ドル(約1900円)ほど掛かる事になります。

アマゾンはネット通販では世界最大の企業ですが、生鮮食品の分野においてまだまだ売上や規模も大きくありません。生鮮食品を含む食料品は小売りという分野において最大の割合を占めているのですが、ネット通販の影響をあまり受けていない最後の聖域となります。

そんな聖域にアマゾンが本格的に切り込んでいく事になりました。そして、市場は(株価は)この動きを好感して大きく上昇しています。

生鮮食品を含む食料品という分野もアマゾンが取り込んでいく事になれば、本当の意味で世界最大のネット通販企業となります。そんな可能性を秘めた今回の発表は、今後のアマゾンの成長を期待させる出来事だったと思います。

   

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