今年もそろそろ終わりに近づき、来年の投資を考えていく時期になりましたね。NISA口座についても今年度は12月下旬ぐらいで本年度の非課税(NISA口座)への投資期限となり、それ以降は来年度のNISA口座への投資となっていきます。新たなNISA口座への投資となると毎年話題になるのは、年初一括投資にするのか、分散投資にするのか、どっちがいいのかという話題ですよね。

年初一括と分散とどっちがいいんだろうね



どっちでもお好みでいいけど、確率だけで言うと年初一括かな
基本的に、お好みでどちらでもいいと思っています。どちらにもメリットとデメリットがあり、それぞれ自分の投資方法や自分の心理状態に合わせて選択していけばいいと考えています。
年初一括だと、過去の統計上では年間リターンにおいて上昇している年の方が多いので、確率的には年初一括で投資をしておいた方が効率が良いです。また、基本的にも長期的には右肩上がりだ(指数に関しては)という事を考慮すれば下落時も気にせずに保有しておけばいいと思います。
一方で、分散投資する場合は下落相場になった時にも比較的安心して投資を行う事が出来て、心理的にも穏やかに投資を続ける事が出来ると思います。安全に、慎重に投資を行いたい場合は分散投資をしておいた方が無難です。
なので、どっちでもいいと思いますが、私はNISA口座については年初一括で投資をしていました。今年のNISA口座(成長投資枠)で投資をしたのは、S&P500投資信託(NISA成長投資枠での保有割合 44%)、アマゾン(25%)、マイクロソフト(25%)、エヌビディア(6%)です。それぞれの年初からの騰落率を確認すると以下のようになります。
| NISA成長投資枠 | S&P500投資信託 | アマゾン | マイクロソフト | エヌビディア |
|---|---|---|---|---|
| 年初来騰落率 | +15.8% | +6.6% | +15.4% | +33.9% |
どれもがプラスになっていて、年初から一括で投資をしていれば何もしなくても資産が増えている状態になっています。難しい事は考えずに、年初に投資できる金額を投資しておけばいいだけという事になります。
もちろん、もっと上手く儲けようとおもえば、凄腕投資であれば今年の4月には大きく下落をした時期があったので、その時にド~ンとNISA口座に突っ込めば大きく儲かったのですが、なかなかそんなベストのタイミングで全ツッパ(全額一気に投資)出来るほどの強い心臓と的確な判断が出来る人は少ないと思います。
私のように凡人であれば、確率と統計上の数値を判断して無難に年初一括投資をしておけば普通のレベルの成績は充分あげることができるので、それでいいのではないかなと思います。ちなみに、過去50年間のS&P500における騰落率において、プラスリターンの年の方が多いので、年初一括で投資をしておけば基本的には上昇している確率の方がたかくなります。
| 過去50年間 | プラスリターン | マイナスリターン |
|---|---|---|
| S&P500 | 39回 | 11回 |
プラスリターンになっている年度は 50回中 39回なので年初一括投資をすると約 80%の確率でプラスリターンになり、マイナスリターンになっている年度は 50回中 11回なので年初一括投資をすると約 20%の確率でマイナスリターンとなります。
なので、目をつぶって年初一括投資をしておいても問題ないと思うし、長期投資が前提なのであれば、個別株は別として指数への投資であれば、いずれは上昇していくだろうという事を考慮すれば、年初一括投資をしておいても大丈夫だと思いますよ。


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