今年のスローガンである「新たな質の生産性」

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中国ではスローガンが非常に重要な意味を持つ。特に最近では習近平氏への権力集中が進んでいる事から習近平氏が掲げるスローガンは今まで以上に重要な要素を持つようになっています。少し前であれば「共同富裕」だったのですが、最近は「新質生産力(新たな質の生産性)」を掲げるようになっています。

「共同富裕」では、企業の成長性が損なわれたね

中国らしいスローガンだったけど、ハイテク銘柄などは大きく失速したね

「共同富裕」は、貧富の格差を縮小して社会全体が豊かな社会になるようにという願いを込めた中国政府のスローガンでしたが、これによって多くの利益を上げているハイテク銘柄などが批判のやり玉にあがり、富を分配するという事で競争による利益の追求よりも社会に還元することを半ば強要されたことによって成長性は大きく損なわれ、利益が伸び悩む要因となっていました。

中国株の人気銘柄であったアリババやテンセント、百度などのネット企業は軒並みダメージを受けて、株価は大きく下落して、中国株から投資家が逃避する大きな原因となっています。

そんな中国において、最近になってスローガンにも少し変化がみられており、最近のスローガンは「新質生産力(新たな質の生産性)」なってきています。

この言葉は、習近平氏が去年の9月に黒竜江省(こうりゅうこうしょう)ハルビン市を視察した際に初めて提唱した言葉であり、継続的な科学技術の進歩とイノベーションから派生する新しい生産力を作り上げていくといった感じみたいです。

産業技術の革命的ブレイクスルーや、生産要素の革新的配置、産業の深いレベルでのトランスフォーメーション・高度化により生み出された現代の先進的な生産力によって、労働者・労働手段・労働対象およびその最適化された組み合わせの質的変化を基本的な内容として、すべての生産性の向上を目標とした指標となっています。

ちょっとわかりにくいので、もう少しかみ砕いて説明すると、従来の経済成長方式であった労働生産力の発展による成長から脱却して、ハイテクで・高い効率性で・高い品質・という特徴を持った先進的な生産力という事で、簡単にいうと人工知能(AI)や自動運転技術などの新しい技術を発展させていくという事のようです。

3月上旬に開催された全人代(全国人民代表大会:日本の国会みたいなもの)でも、このスローガンは何度も発言されており、今後の中国の重点指標となっているみたいです。

米中の対立がますます激しくなってきた昨今において、米国依存から脱却して中国独自のハイテク技術を作り上げていく必要が急速に高まっており、特にトランプ氏が大統領になると今まで以上に米中対立が激しくなると想定される事から中国側の焦りも感じられます。

そろそろ企業を痛みつける段階は解除されていき、世界に通用するような企業や中国が重点的に強化したい産業には力を入れていくことになっていくと思います。

そういった観点からすると、半導体は何が何でも強化しないといけない分野であり、中国半導体銘柄である中芯国際集成電路製造(SMIC:0981HK)、北方華創(002371:深圳市場)、海光信息技術(688041:上海市場)などが長期的にみれば恩恵を受ける可能性があり、またEV関連銘柄であるBYD(1211HK)も中国が世界に通用する企業として政府の後押しを受ける可能性がある銘柄となります。

新しいスローガンとなった「新質生産力(新たな質の生産性)」。これに見合うような中国企業に注目していくのも面白いかもしれませんね。

    

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