日経新聞にも掲載されていたが、最近は投資ブームなどもあって新しい投資先に興味も持つ人が増えてきているらしい。メジャーな所でいえば、暗号資産(ビットコイン等)や海外債券や社債など従来の株式以外の投資先に興味を持つ人が増えているそうです。
確かに暗号資産に投資している人が増えてきている感じがするよね
上昇力に魅力を感じている人が多いみたいだよね
暗号資産(ビットコイン等)は、米国の証券市場においてはビットコインのETFが上場する事を承認されたりと昔に比べると投資先としてメジャーになってきた感じがありますよね。
暗号資産は日本においては税制面で株式等に比べると不利であり、株式などが分離課税で一律約20%の税率なのに対して、暗号資産は雑所得として確定申告する必要があり、利益に応じて税率が上がっていき、最大で55%(所得税率45%+住民税税率10%)されるので、利益の半分を税金で持っていかれる事になります。
ビットコインのETFが日本でも承認されれば(金融商品となるので分離課税20%になる)投資先として面白いかなとは思いますが、そのあたりが整備されて行かないと投資しづらいかなと感じています。
さて、様々な新しい投資先の中には、個人的にはちょっと危ないんじゃないかなと思うような投資先もありました。
例えば、未公開企業に投資をするファンドであったり、不動産クラウドファンディングであったり、海外のファンドであったりと、多種多様な投資先がありますが、基本的には利回りがあまり高い商品には手を出すべきではないと思っています。
利回りが10%以上あるのは当たり前で、15%や20%以上の利回りを約束しているファンドなどもあります。
大抵のファンドは、満期(5年とか7年とか10年とかになっているみたい)になると元本が戻ってくるという感じになっていますが、無事に満期までトラブルなく進めばいいですが、何かあれば全額引き出せないような事態になるケースもあります。
満期になると全額戻ってくるという事なので元本が戻ってくるから元本保証と同じだと勘違いする人もいるみたいですが、元本保証とはどんな状態になってもお金が戻ってくるものです。銀行などのお堅い商売(国の保証がある)でなければ元本保証など出来ないです。
販売するセールスマンも、「満期になると全額戻ってくるので安心です」みたいなトークで営業をしてくると思いますが、確実に戻ってくるという保証があるのは銀行などの預金だけであり、投資において満期になると戻ってくるというのは「何も問題がない場合においては全額戻ってくる」という条件付きであって、無条件で全額戻ってくるという訳ではないです。
投資においては、金利が高い(利息・利子・利回りが高い)という事は、高い分だけリスクも比例して高くなるというセオリーを忘れてはいけないと思います。
10%や20%もリターン(配当や利回り)を確約するようなファンドにおいては、リスクも非常に高くなっており、定期的に配当金が振り込まれているからといって安心していてはいけない案件となります。
基本的には、高利回りの投資案件には近づかない方がいいです。
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