年末までの相場は、株式は上昇・債券はあまり動かず。

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先日のFOMCにてFRBが利下げに言及してハト派的な内容だった事を受けて、最近の米国株式市場は好調を維持していますね。利下げ容認に近い内容だった事から来年の利下げは確定路線となり、長期金利の低下が株式市場に好結果をもたらしています。

かなり楽観的な雰囲気になってきたね

アナリストの来年の相場予測も楽観的な予測が多いみたいだね

ダウ平均株価なども9日営業日連続の上昇となっており、8月・9月・10月の下落が嘘のように強い上昇基調に乗っています。S&P500も、あと少し上昇するだけで利上げ前の2022年1月につけた4796.56ポイントを超えて設定来最高値を更新しそうです。

市場の雰囲気は、総楽観的な雰囲気となっており、各社のアナリストの来年の相場予測も好調な相場を想定している所が多く、ゴールドマンサックスなどは従来の想定を上方修正して、来年のS&P500は5100ポイントに届くという想定に切り替えています。

Fear & Greed Index(恐怖と欲望のインデックス)も強気な想定となっており、EXTREME GREED(強欲)に届くほど楽観的な状況となっています。

株式市場は、年末まではこの勢いを維持しながらジリジリと上昇していきそうですね。年末年始辺りまでは総楽観な雰囲気を維持したまま移行していきそうな感じになっています。

一方で、長期金利は4%台を割り込み3.9%台に突入していますが、このあたりで暫くはボックス圏の動きになっていきそうです。最近の長期金利は大きく下げていましたが、そろそろ一旦動きが止まる水準になってきたと思います。それに伴い米国債券ETFの上昇も一旦は一休みとなるのではないでしょうか。

さて、今年の米国株市場は絶好調だったのですが、株価が絶好調だったにも関わらず、今年の米国株ファンドへの資金流入額は950億ドル(約13兆7000億円)程度だったのに対して、マネー・マーケット。ファンド(MMF)への流入額は過去最高の1兆ドル(約143兆円)となっており、資金はまだ本格的に株式市場に戻ってきているというわけでもないようです。

多くの投資家は今年のリセッションを警戒してキャッシュを温存していましたが、それは空振りに終わりました。ただ、まだ待機している状態の投資家が多く、来年のリセッションを警戒している状態が続いているようです。

このあたりの資金や相場の雰囲気が来年にどう動くのかに注目していきたいですね。

   

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • こんにちは。
    いつも有益な情報ありがとうございます。
    今年リセッションがあると固く確信してキャッシュを持ち続けました。
    バブルの時の記憶があるので何処かで下げ相場あるとまた買いに行けるのですが、この数年上昇基調が、続いていて疑心暗鬼になっています。
    年明けからは新NISAが始まって少し投資環境も賑やかになるのかな?と思っています。
    昔とは比べ物にならないくらいのグローバル化のためか戦争や原油、食料などの不安定要素も相場には大きく影響しなくなったなぁと思っています。
    よしぞうさんのブログは本当に参考になります。
    今年も残り少なくなりましたが、来年もどうなるか誰にも予測はつかないとは思いますが、よしぞうさんの文章を参考にさせていただき細々と投資を続けます。
    今年もありがとうございました。

    • こんにちは、よしぞうファンさん。

      いつもブログを読んでいただき、ありがとうござます!
      私も「今年はリセッションが来るのかな」と思っていたのでキャッシュポジションを多くしていましたが、空振りに終わり、少しずつキャッシュを投下していったものの、まだキャッシュはそれなりに残っています。
      今年は、予想以上に大きく上昇しましたが、2年連続でこの調子を維持する事はないかなと思い、来年にはリセッションが起こるのではないかなと思っています。
      それがソフトランディングになるのか、ハードランディングになるのかによって、展開も大きく変わると思いますが、どちらになるにせよ一定の景気後退は起こるのかなと思っています。
      まあ、そんな風に身構えていると、今年のように肩透かしを食らうかもしれませんけどねw
      あまり前のめりになるよりは、少しゆっくりとでもいいので安全にいこうかなと考えています。

      こちらこそ、今年もありがとうございました。
      今後共、よろしくお願いいたします。

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