明日以降の相場に警戒が必要。

今月は好調さをキープしている株式市場。8月、9月と連続して下落していたので今月は何とか上昇してほしいのですが、今のところは上昇基調を維持しています。

昨日の相場は取引開始直後の大きく下落をしており、発表されていた小売売上高が市場予想よりも良かった事から長期金利が上昇して4.8％を突破しており、それを受けて株式市場は大きく値を下げる展開となっていました。ただ、決算への期待感などから値を戻しており、ダウやＳ＆Ｐ500の終値は前日とほぼ変わらない水準にまで戻していました。

大きく下落したり、値を戻したりと、相場は不安定な感じになっていますね。

さて、本日18日にはバイデン大統領がイスラエルを訪問する事になっています。イスラエルはハマスへの報復としてガザ地区への地上戦侵攻の準備をしていますが、バイデン大統領が来るという事でその動きを一旦停止しています。

バイデン大統領がイスラエルを離れるまでは安全確保のために、ガザ地区への侵攻などでハマスを大きく争う事はしませんが、バイデン大統領が帰国したあとは速やかに地上戦へと突入していく事になると思います。

激しい戦闘が想定されており、犠牲者も多く出る事となると思います。今のところ、中東諸国がイスラエルに攻撃するような事はなさそうですが、イスラエルのガザ地区侵攻に伴って、イスラム過激派などがイスラエルを攻撃する可能性はあり、イスラエル側がその反撃の為に周辺諸国へと攻撃を開始すれば、中東情勢は悪化してしまいます。

そういう展開となれば、相場はリスクオフとなり、軟調な展開となっていきそうです。

ただ、今週は決算ウィークとなっており、テスラやネットフリックス、モルガン・スタンレーやプロクター・アンド・ギャンブルなどの決算が控えており、これらの決算内容が良ければ米国株市場も好調を維持していきそうです。

決算の内容も悪い、中東情勢も悪化するとなると、なかなか厳しい展開となっていきます。

中東情勢自体が好転する事は暫くはないと思えるので、それであれば各企業の決算内容が良くて相場を支えてくれる展開になってくれることを願いたいですよね。