ずっとホールドが正解とは限らない

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投資で成功するには長期投資をするのが一番良いとされています。儲かる可能性が高いのが相場が変動してもじっとして動かずに保有株をホールドし続ける事だと言われています。これは確かに正しい事であり、そうする事が一番良い方法でもあると思います。

長期投資をしている投資家は多いよね

一番失敗が少ない投資方法でもあると思います

長期投資をするという事が成功しやすい投資方法だという事には間違いないと思うのですが、それはインデックス投資の場合であって、個別株においては長期投資が正しいとは限らない場合があります。このあたりが投資の奥深さになっていくのかもしれませんね。

個別株の場合も、長期投資をすれば成功すると考えている投資家も多いのですが、それはバイアスが掛かっている状態となります。確かに個別株でも長期投資をすれば成功している銘柄や投資家も多いですが、成功した人以上に失敗した人も多数いるのが個別株です。

今であれば、エヌビディアに長期投資した人は大きく儲かっており、エヌビディアだけで億を超えるリターンを上げている投資家もチラホラいます。そういった方々は、「長期投資をするだけでよい」と言います。もちろん、それに間違いはないのですが、他の銘柄にも当てはまるというわけでもないという事は忘れずにいないといけないと思います。

例えば、私の資産を大きく増やした銘柄に「テンセント」という中国株があります。2009年に11香港ドル(1対5の分割を考慮)で購入したテンセントは、私が売却する2018年には345香港ドルになっていました。

私が売却した後のテンセントの値動きは、707香港ドルと私が売却した株価よりも2倍以上になっている時もありましたが、その後に暴落しており190香港ドルと私の売値よりも半額程度にまで急落している事もありました。結局は、今の株価は370香港ドルぐらいで、私が売却してから6年たっていますが売値とほとんど変わらない水準の株価です。

6年経ってもほとんど株価が変わっていないのであれば、他の銘柄に投資をしている方が断然パフォーマンスが良くなります。2018年以降もテンセントを保有し続けていても資産はあまり増えていない事になります。

株価が変わらない水準であればまだマシなのですが、大きく下がったままであれば非常に困ったことになります。

米国株で一時期人気になった銘柄に、ズーム(ZOOM)やテラドック(TDOC)という銘柄があります。ズームはビデオ会議の企業で、テラドックは遠隔医療の企業です。どちらもコロナの頃には「今後の時代にはこれらの技術がスタンダードになる」と言われてて大人気となっていました。

しかしながら、現在では低空飛行を続けており、非常にボロボロになっています。

ズームは、上場した2019年に購入しても5年経った現在の株価と変わらない水準であるし、人気が高騰していた2020年に購入していたのであれば90%も株価が暴落している状態となっています。

テラドックの方も、上場したのが2015年と10年ほど前になっています。全く人気がなかった10年前の上場時の株価である28ドルで購入しても、現在の株価は10ドルなので10年保有を続けても半分以下になってしまっているし、人気が高騰していた2021年ごろに購入していたら、株価は95%もの大暴落をしているので大損している状態となっています。

個別株の場合は、長期投資をすれば報われるというわけではないです。

投資をする際に、「長期投資をしていればいい」という意見を聞いて、なんでも長期投資をしていれば成功するというわけではないです。エヌビディアなどを見ていて、長期投資をすれば大きく増えると思っていると、個別株の場合は痛い目にあう可能性があります。

長期投資をして成功する銘柄もあるけれども、それと同じぐらい、いやそれ以上に失敗する銘柄の方が多いです。

投資雑誌や投資セミナーでの投資のお話の際には、成功した事例でないと興味を持てない人が多い事から、成功事例などが記載(お話)されている事が多いのですが、成功したのは一部の投資家だけであり、その後ろには多くの敗れ去った投資家がいることを忘れないようにしていかないといけないなと思います。

   

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