去年あたりから一部の投資家の間で人気が高かった米国長期債券への投資。20年物の米国長期債券に投資をしているTLT( iシェアーズ米国債20年超ETF)やEDV(バンガード超長期米国債ETF)、TMF(ディレクション・デイリー20年超米国債ブル3倍ETF)などへ投資をしている方々が増えていました。
今後の利下げを考えると長期債券は魅力的だよね
私も去年から、EDVやTMF、2621などの長期債券ETFに投資をしました
去年の12月のFOMCの後のパウエルFRB議長による会見の際に、利下げについて言及していた為、今年に利下げが行われる事は確定路線となっています。市場では利下げを見越して長期金利が大きく下がっていく展開となっていました。
長期金利が下がれば、債券価格が上昇する事から、長期債券ETFの価格も上昇していました。
ところが最近は長期金利が再び上昇し始めています。FRBのウォーラー理事が早期利下げ観測に否定的な発言をしており、そして小売売上高なども市場予想を上回る増加となっており、インフレの鎮静化には時間が掛かるのではという雰囲気が高まっていき、長期金利が上昇した事で債券価格が下落しています。
去年の10月から上昇基調だったEDVなどの米国長期債券ETFも下落しており、押し目買いのチャンスとなっています。
EDVのチャート
長期金利である10年債券の金利は年末に3.7%まで下がっていたのですが、今年に入ってからは再び上がり始めており、4.1%台にまで戻しています。
上昇している長期金利ですが、このまま更に上昇を続けていくのかというと、そういう訳ではなく、長期金利の上昇はそろそろ止まると思われます。なぜならば、利下げの時期が市場の想定よりも遅れる事はあったとしても、利下げが行われる可能性は非常に高く、利上げ局面が終了して利下げ局面へと移行していくのであれば、いずれ長期金利は下落していくからです。
なので、今の長期金利の上昇は米国長期債券ETFを押し目買いする絶好のチャンスだと思っています。そこで私は「2621( iシェアーズ米国債20年超ETF:為替ヘッジあり)」を買い増ししました。
「EDV」などではなく「2621」にしたのは、キャッシュは日本円で保有しており、EDVを日本円で買うとドルに換えてから購入する必要があり、円安状態の時にドルに換えると円高に振れた時に損なので、それであれば日本円で直接買える「2621」を購入した方がいいと思ったからです。
「2621」は東証に上場しているETFなので、日本円で投資が出来るし、為替ヘッジが付いているので円高になれば、為替ヘッジがある分だけリターンが良くなります。
今は、一時的に円安に振れていますが、利下げが行われる時期になっていくと円高に振れていく事になるはずです。
ドル円チャート
今は、長期金利が上昇しており、その影響を受けてドル円相場も円安に振れています。ただ、このまま長期金利の上昇が続いていくとは考えずづらく、また為替相場もここから更に円安に振れて1ドル150円を超えていく可能性は低いと思えます。
長期金利もドル円相場も、現状で頭打ちになり、今後は長期金利は徐々に低下していき、ドル円相場は円高に振れていくと考えれば、米国債券投資の最後のチャンス(買い増しの機会)なのではないかなと思っています。
状況によっては、あと少し長期金利が上昇したり、円安に振れていく事があるかもしれませんが、そうなれば更にもう1回買い増しを行っていくつもりです。
今年は、利下げが行われる可能性が非常に高い事を考えれば、長期的には米国金利は低下していく事から、米国長期債券の価格は上昇する事になるので、いまのうちに投資をしておけばいいのかなと思っています。
さて、今回の内容は、YouTubeにもアップしています。動画でみると、ブログとは違う魅力などもあると思いますので、ぜひYouTubeの方も見てくださいね。
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