爆益に惑わされない

投資って、成功した事や失敗しない事がクローズアップされがちなのですが、投資で失敗をしたことがない人はいないのではないかなと思います。

Twitterやブログなどは成功した事例を大きく取り上げたり、強調したりするので、上手い投資家は成功ばかりしているように感じるのだけど、その裏で失敗も沢山しています。

SNSなどをみていると、成功した事例ばかりが上がってくるので、失敗をしてしまった自分はダメダメ投資家なのではないかと思う事があるかもしれませんが、失敗を繰り返しながらも成長していけば大丈夫です。

失敗しない投資家などは存在しないと思います。

声の大きさや誇張に惑わされない

SNSなどでのイメージや印象の与え方は、見せ方ひとつで大きく変わるものです。

凄腕投資家にみせようと思えば、言葉ひとつ、見せ方一つで簡単に出来てしまいます。たとえば、これは私の証券口座の内容ですが、去年に購入して特定口座で保有しているアマゾンやマイクロソフトは良いタイミングで購入できています。（ＮＩＳＡ口座は、数年前に購入した分です）

アマゾンは42％上昇していますし、マイクロソフトは40％上昇しています。

Twitterでも購入した時にリアルタイムに報告しているので覚えている方もいるかもしれませんね。

チャートで見ると、こんなタイミングで購入しています。

アマゾンの購入タイミング

かなり良いタイミングですよね。ちょうど相場が大きく崩れた底の場面で購入できています。

これだけみると大成功ですよね。天才投資家と言えるのかもしれません。

マイクロソフトの方もみてみましょう。

マイクロソフトの購入タイミング

マイクロソフトの方も、相場が大きく崩れていた時期に購入できており、ほぼ底値圏での購入となっているので、上手く購入できている感じです。

これだけみると、確かに上手く投資出来ているし、そこを強調すれば凄腕投資家といわれるように見せる事も可能だと思います。

全体でみると少しだけ

ずっとブログやTwitterを見ている方はご存知だと思いますが、私はキャッシュ比率を高めているので、追加投資をしようと思えば、いつでも資金を投下する事が出来ます。

アマゾンやマイクロソフトも、確かに相場が崩れている場面で投資をしています。アマゾンは、11月4日に300万円、12月23日に300万円の投資、そしてマイクロソフトは10月13日に310万円の投資をしているので、これだけみると、それなりの金額を底値圏で投資出来ているように感じる事が出来ます。

でも、私の投資資金全体からすると、これでも少ない金額での投資となっており、まだキャッシュは5600万円ぐらいは残っており、キャッシュ比率は55％位になっています。

投資資金の内で、株式等で保有しているのは半分ぐらいで、残りはまだキャッシュで保有しているので、今の上昇相場の勢いには半分ぐらいしか乗れていません。

でも、アマゾンやマイクロソフトに投資したタイミングだけをみていると去年の10月～12月に投資しており、ハイテク銘柄が大きく崩れていた場面で投資が出来ていたという事実だけをみると、凄腕に見せる事も可能になります。

購入したタイミングや銘柄だけを報告して、購入した金額を明示しなかったり、投資資金がどれくらいあって、どのくらいのキャッシュを残しているのかなどが分からなければ、実際に投資資産全体では儲かっているのかどうかは分かりにくいですよね。タイミングだけを誇張しておけば凄腕投資家に誰でもなれるものです。

まとめ

相場が上昇してくると、「○○が絶好調！」「下落時に購入して大正解」「あの時に買った銘柄が2倍になったぞ」などという声があちらこちらから聞こえてきます。

そんな時に、自分の資産が皆よりも増えていないと、自分はダメダメな投資家なのかなと感じてしまう事があると思いますが、他人は他人・自分は自分と気にせずに、マイペースに投資を続けていく事が大切だと思います。

相場が下落していた時に全く買えておらず、周りの投資家が絶妙なタイミングで投資をしていたのをみていると、投資に失敗したかのような思いに捕らわれる事もあるかもしれません。

でも、気にしなくて大丈夫です。

少しでも投資資産が増えているのであれば、充分投資した甲斐があったと思います。

投資は、最後のゴールの瞬間に満足できる結果を得れていればいいのであって、途中経過はそれほど気にしなくても大丈夫です。

　　

さて、今回の内容は、YouTubeにもアップしています。動画でみると、ブログとは違う魅力などもあると思いますので、ぜひYouTubeの方も見てくださいね。

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