私は、暇な時間にはネットフリックスで時間をつぶしている事が多い。ネットフリックスのオリジナル映画やドラマも面白いものが多いし、映画で公開されたものを配信してくれたりするので、有難いよね。最近だと、去年劇場公開された「ミステリと言う勿れ」や「アクアマン失われた王国」などを配信してくれていたね。
映画も劇場配信から暫くすると配信してくれるのがあるのは嬉しいよね
映画館に行かなくてもネトフリで見れたらお得だよね
迫力のある映画(SF超大作など)は、大画面・高音質の映画館で見た方がいいかなと思うのだけど、日本の映画(特にドラマの続編等)などは、大画面でなくてもいいと思うので、ネトフリに上がってくるまで待っている事が多いかな(ただし、必ずネトフリに上がってくるとは限らないけどね)
私にとって、非常に有難いサービスであるネットフリックスが先日決算発表をしていたね。
ネットフリックス | 2024年7月~9月 | 市場予想 | 結果 |
---|---|---|---|
売上高 | 98億2400億ドル | 97億7000億ドル | 市場予想上回る |
営業利益 | 29億0900億ドル | 27億2600億ドル | 市場予想上回る |
純利益 | 23億6300億ドル | 22億3400億ドル | 市場予想上回る |
会員数 | 507万人増加 | 452万人 | 市場予想上回る |
売上高・営業利益・純利益・会員数のどれもが市場予想を上回る好結果だった事から、決算発表後の株価も大きく上昇していたね。
来期(10月~12月)の好調な結果を出しそうな感じのようで、ネットフリックス史上最大のヒット作となった「イカゲーム」の続編がこの時期に公開される事などもあって、来期の会員数の伸びは今期を上回る水準になるみたいだね。
会費を集める事で豊富な資金を用意し、独自のコンテンツを矢継ぎ早につぎ込むことで新規会員を増やしていき、それが良い感じの循環となって、更に資金が増えていく事で良質のコンテンツが生まれるというループが出来ているよね。
決算発表の場においても、CEO(最高経営責任者)が「人々の話題になることで新規会員が増える。会員1人当たり、1日に約2時間視聴するという高いエンゲージメントを維持している」と自信をのぞかせていたみたいだよ。
独自コンテンツに加えて、最近では他社からのライセンス供与を受けた往年のヒットドラマも充実させていて、AMCネットワークスの大人気ゾンビドラマ「ウォーキングデッド」のスピンオフシリーズを配信したり、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー傘下のドラマ局HBOの「セックス・アンド・ザ・シティ」も配信しているね。
日本のドラマでも、木村拓哉さん主演の「GOOD LUCK」や織田裕二さん主演の「踊る大捜査線」などの往年のヒット作を配信したり、現在やっているドラマも翌日には配信してくれていたりするよね。今クールのドラマだと藤原竜也さん主演の「全域異常解決室」や反町隆史さん主演の「オクラ」が配信されているよね。
ネットフリックスにおける最新ドラマの配信が有難いのは、ティーバー(民放の見逃し配信)では最新話しか見れない時があるというデメリットがあるけど、ネットフリックスだと全話みれるというメリットがある事だよね。最新ドラマが話題になっていても、すでに3話~4話まで進んでいていて、1話や2話は見れなかったりすることがあるんだけど、ネットフリックスは全話配信する方針なので、あとから見たいと思っても過去を遡ってみれるから良いよね。
ネットフリックスは従来からの独自コンテンツの強化と共に、最近では他社のコンテンツ配信にも力を入れ始める事で会員層を広げる戦略を取っていて、動画配信サービスで1強状態を更に強化する方針のようだね。
ネットフリックスは配信サービスで最大のライバルであるアマゾンプライムに米国における視聴時間シェアで約2倍の差をつけて独走していて、1強の地位を盤石の状態にしながら他社の体力が落ちていくのを狙っているみたいだね。
放送各社は、自社のIP(知的財産)を自社のエコシステムに囲い込むために自社で動画配信サービスを始めて自社のドラマなどは他社には流さないようにしていたけれども、配信企業同士の競争が激しくなってきたことで後発組は収益化に苦しんでいて、最近ではネットフリックスにライセンス供与するケースが増えてきているね。
こうした状況によって、ネットフリックスはIP(知的財産)の総取りを狙っていく方向性のようだね。
ネットフリックス独自のオリジナルコンテンツと他社のヒット作を囲い込み、余暇の時間を取り込むことでネットフリックスの存在感を高めていき、1強独走状態を更に高めていく事を狙っているんだな。
まだまだ当分先の事ではあるけれども、車の自動運転などが一般化されていけば、その時間(今まで運転に費やしていた時間)をどの企業が取るのかに注目が集まるのだけれども、ネットフリックスはその時間を取り込む最有力候補に挙がってくるかもしれないね。
ネットフリックスが広告宣伝費代わりにテレビのリモコン製造費用の10%を負担してしてテレビのリモコンにネットフリックスのボタンを付けさせたように、車のカーナビに直接ネットフリックスのボタンが搭載されるようになってくるかもしれないね。そうなると1強独走になっていくのかもしれないね。
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